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米17年12月雇用統計、非農業部門雇用者数は前月比14.8万人増―市場予想を大幅に下回る
2018-01-09 09:32:00.0
<チェックポイント>
●中長期トレンドでは堅調な伸び維持
●失業率は横ばい、平均時給は上昇、いずれも市場予想と一致
●労働者確保困難で賃金は上ブレ圧力強まる可能性も
米労働省が5日発表した米17年12月雇用統計の非農業部門雇用者数(季節調整済み)は前月比14万8000人増と、市場予想の同19万人増を大幅に下回り、3カ月ぶりに20万人台を割り込んだ。建設業は大型ハリケーン災害に絡んだリフォーム需要を背景に伸びが加速したが、製造業とサービス業、特に小売業と専門・ビジネスサービス業、教育・健康サービス業の伸びが鈍化した。
また、過去2カ月の改定値をみると、11月が前回発表時の前月比22万8000人増から同25万2000人増に上方改定されたが、10月は同24万4000人増から同21万1000人増に下方改定され、10月と11月の2カ月間で計9000人の下方改定となった。
しかし、中長期のトレンドをみると、過去3カ月間(10−12月)の月平均は20万4000人増と、前回11月雇用統計時点の過去3カ月間(9−11月)の月平均である16万7000人増を上回り、堅調な伸びを維持している。
一方、失業率は11月の4.1%と変わらず、市場予想と一致した。労働力人口は増えて失業者数も減少したが変動が小幅だったためで、2000年12月以来約17年ぶりの低水準は続いており、足元の経済がしっかりしていることを示した。
賃金上昇率も、12月の1時間当たり平均賃金(全従業員データ)が前月比0.3%増の26.63ドルと、11月の0.1%増から伸びが加速し、市場予想の0.3%増とも一致した。足元の伸びは緩やかだが、企業は熟練労働者の確保に苦労してしていることから賃金を引き上げる動きが強まっており、今後、賃金の上ブレ圧力が強まる可能性がある。
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提供:モーニングスター社




