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米11月住宅着工件数、前月比3.3%増の129万7000戸―一戸建てが10年ぶり高水準
2017-12-20 09:16:00.0
<チェックポイント>
●2カ月連続増加で市場予想も上回る
●11月建築許可件数は減少に転じる、アパートの大幅減が響く
●18年も一戸建て住宅の建築は拡大基調が続くとの見方
米商務省が19日発表した11月の住宅着工件数(季節調整値)は、年率換算で前月比3.3%増の129万7000戸と、前月の同8.4%増に続いて2カ月連続で増加し、市場予想の125万9000戸も上回った。2世帯以上のアパートやマンションなどの集合住が低迷したものの、主力の一戸建てが強い伸びを示した。
内訳は一戸建てが前月比5.3%増(前年比13%増)の93万戸と、07年以来10年ぶりの高水準となった。一方で、5世帯以上のアパートは同0.8%増(同11.1%増)の35万9000戸と、10月の同14.8%増から伸びが大幅に鈍化した。
11月全体の着工水準は2月に9年半ぶりの高水準となった128万8000戸を超え、年初来で最高を記録した。16年10月に記録した直近ピークの132万8000戸にも急接近し、前年比も12.9%増と、前年水準を大幅に上回った。
過去2カ月の着工件数は、9月の数値が前回発表時の113万5000戸から115万9000戸へ上方改定されたが、10月は129万戸から125万6000戸へ下方改定され、9−10月の2カ月合計で1万2000戸の下方改定となった。
先行指標である11月の住宅建築許可件数は前月比1.4%減の129万8000戸と、前月の同7.4%増から減少に転じたが、市場予想の128万戸を上回った。前年比も3.4%増、1−11月期累計も前年比5.8%増だった。内訳を見ると、5世帯以上のアパートが前月に急増した反動で大幅に落ち込んだが、主力の一戸建ては堅調に推移した。
18日発表の12月初旬のNAHB(全米住宅建設業者協会)/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数では前月比5ポイント上昇の74と、99年以来18年ぶりの高水準だった NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・デイツ氏は、「低失業率(4.1%)や中古住宅市場の住宅在庫不足によって、来年も一戸建て住宅の建築は拡大基調が続く」と、先行きに楽観的な見方を示している。今回の11月住宅着工統計で一戸建ての着工件数が93万戸と高水準となったことや、10月の新築住宅販売も依然堅調(10月は前月比6.2%増、前年比18.7%増)となっていることは今後、10−12月期GDP(国内総生産)伸び率にいい影響を与える。
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