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米9月コアCPI、前月比0.1%上昇―市場予想、8月実績を下回る
2017-10-16 08:51:00.0
<チェックポイント>
●ハリケーンの影響による原燃料高受けCPI全体指数は伸びが加速
●CPIコア指数、前年比1.7%上昇と5カ月連続で変わらず
●コアインフレ率、依然物価目標下回りFRBの年内利上げ判断複雑に
米労働省が13日発表した9月CPI(消費者物価指数)は、FRB(米連邦準備制度理事会)が重視しているコアCPI(価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたもの)が前月比0.1%上昇と、市場予想の0.2%上昇を下回り、8月の同0.2%上昇から伸びが減速した。前年比では1.7%上昇と、5カ月連続で変わらず、依然としてFRBの物価目標(2%上昇)を下回り続けている。FRBは年内にあと1回の利上げを想定しているが、大方の予想通り12月に実施するかどうかの最終判断は難しくなったといえる。ただ、次回12月12−13日のFOMC(米連邦公開市場委員会)前に発表予定の10月CPI統計の結果が重要な判断材料となる。
コアCPIが前月比で減速した要因は、最も大きいウエート(CPI全体の40%超)を占める賃貸住宅の家賃やホテル宿泊料などの「シェルター」価格(家賃・宿泊費)が前月比0.3%上昇と、05年10月以来約12年ぶりの高い伸びとなった8月の0.5%上昇からの反動減といえる。
CPI全体指数(季節調整後)は、調査期間中に米南東部を襲った大型ハリケーン(ハービーとイルマ)の影響で、エネルギー、特にガソリン価格が急騰した結果、9月は前月比0.5%上昇(前月は0.4%上昇)と加速した。ただ、市場予想の同0.6%上昇を下回った。
一方、コアCPIの季節要因を無視できる前年比の伸びは1.7%上昇と、5月以降5カ月連続で同率の1.7%上昇となった。2月の2.2%上昇から減速してから抑制されており、過去10年間の年率平均1.8%上昇も下回っている。CPI全体指数は8月の前年比1.9%上昇から2.2%上昇に加速。6月の1.6%上昇や7月の1.7%上昇を上回ったが、依然として17年2月の2.7%上昇から減速したままだ。
FRBが金融政策決定で最も重視しているインフレ指標にコアPCE(個人消費支出)物価指数がある。これも8月は前年比1.3%上昇と、15年12月以来約2年ぶりの低い伸びで、7月の1.4%上昇や6月の1.5%上昇、さらには2月の2.2%上昇から大きく減速したままだ。
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