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米7月S&PコアロジックCS住宅価格指数、前年比5.9%上昇―8カ月連続で過去最高
2017-09-27 09:21:00.0
<チェックポイント>
●今後はハリケーンの影響で住宅供給不足がさらに深刻化
●FRBのバランスシート正常化で住宅ローン金利上昇必至―住宅販売低迷へ
●主要20都市圏の価格指数は約10年ぶりの高水準が続く
米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が26日に発表した米7月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す総合指数である全米住宅価格指数が前年比5.9%上昇(6月は5.8%上昇)の194.1と、8カ月連続で過去最高となった。これは住宅バブル期の06年7月に記録した前回ピーク時の184.62をさらに5.1%上回る水準だ。
S&Pダウジョーンズ・インデックスのマネージング・ディレクター兼指数委員会委員長であるデービッド・ブリッザー氏は統計発表後の声明文で、「住宅価格の上昇が続く一方で、中古住宅も新築住宅も販売件数は16年3月以降、前年水準を下回り続け低迷している」としたうえで、「住宅業界は17年いっぱいから18年初めにかけて2つの矛盾した課題に直面する」と予想する。
1つが大型ハリケーン被害を受けたテキサス州やフロリダ州など米南東部での災害復旧によって住宅供給不足が一段と進むこと、もう1つはFRB(米連邦準備制度理事会)のバランスシート正常化が進めば住宅ローン金利の伸びが加速する可能性だという。これは住宅在庫の不足が悪化して住宅販売が低迷する一方で、住宅ローンの金利は加速するという矛盾した状況が続くことを意味する。
なお、サブ指数である7月の主要20都市圏の価格指数(季節調整前)は201.99と、07年以来約10年ぶりの高水準が続いている。季節要因を無視できる前年比は5.8%上昇と、6月の5.6%上昇を上回った。ただ、アナリスト予想の5.9%上昇を下回り、2月と3月の同5.9%上昇をピークに伸びが鈍化する傾向にある。
主要10都市圏の価格指数(季節調整前)は前年比5.2%上昇の215.5と、6月の4.9%上昇を上回り、依然として約10年ぶりの高水準が続いているが、主要20都市圏と同様に、10都市圏の価格指数は12年3月を底にして緩やかに上昇し続けており、20都市圏も10都市圏のいずれもバブル期の06年のピークを2−5%下回る水準にまで回復してきた。
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