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金融・経済ニュース

9月FOMC、FRB保有債券減額10月から開始―政策金利は据え置き

2017-09-21 14:37:00.0

<チェックポイント>
●保有債券減額は当初100億ドル、1年後500億ドルに拡大

●12月利上げ見通し変えず

●景気とインフレの先行きに対するリスクはおおむね均衡と判断




 FRB(米連邦準備制度理事会)は20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、市場の予想通り、政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)金利の誘導目標を1%−1.25%のまま据え置く一方で、保有債券の減額を10月から開始することを決めた。

 市場の最大の関心を集めていた12月の利上げの可能性については、「景気やインフレに対するリスクは均衡がとれている」として、FOMCメンバーの予測通り12月に実施する考えを改めて強調した。

 出口戦略は、FRBが世界金融危機(07年12月−09年6月)以降から買い取りを開始したMBS(住宅ローン担保証券)や国債の保有規模を徐々に減らし、バランスシートを正常な水準に戻す措置。これまでFRBは保有債券の減額の開始時期については、前回7月会合後に発表した声明文で、6月会合時の「今年」から「やや早めに」へと文言を変更し早期実施に傾いたが、具体的な時期に言及していなかったが、多くのエコノミストは早ければ9月か10月から開始と見ていた。

 計画では月額で国債は60億ドル、MBS(不動産担保証券)は40億ドルの計100億ドルの減額ペースで開始し、1年かけて徐々に減額幅を拡大、18年10月以降は、国債が月額300億ドル、MBSは同200億ドルの計500億ドルに引き上げる。計画通り進めば、FRBの現有債券保有額約4.5兆ドルは19年暮れごろまでに約2.5兆−3兆ドルにまで減額される。

 また、FRBは今後の利上げの見通しについて、声明文で、「景気は拡大し、徐々に利上げを行うことが正当化されるとみている。当面、FF金利は(FOMCメンバーの)長期予想の水準(2.8%)を下回る可能性が高い」と前回会合時と同じ文言を使った。今回公表されたFOMCメンバーの最新の経済予測では、政策金利の引き上げ見通しが17年は3回(今年は残り1回)、18年は3回、19年は2回(前回6月予測時点は3回)となっており、そのころにはFF金利誘導目標はFRBがニュートラルな金利水準とする2.9%(前回予測時点は3%)になる。今回の予測で初めて示された20年の利上げ予測は1回となっている。利上げは18年まで積極的に行われるが、19年以降は落ち着く見通しだ。

 FRBがFOMC会合後に公表した最新の経済予測によると、景気見通し(中心値)は、長期見通し(5−6年先)のGDP(国内総生産)潜在成長率が前回予測時点の1.8%増のまま維持されたが、17年のGDP伸び率見通しは、前回予測時点の2.2%増から2.4%増に上方修正。18年は2.1%増で変わらずだが、19年は1.9%増から2%増に上方修正された。20年は1.8%増と予想している。

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提供:モーニングスター社