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金融・経済ニュース

米8月小売売上高、前月比0.2%減―ハリケーンで大幅減少

2017-09-19 09:19:00.0

 <チェックポイント>
●8月小売売上高、前月比0.2%減と減少に転じる

●8月小売売上高の減少はハリケーン災害とアマゾン・プライムデーセールの反動

●8月小売売上高減少で7−9月期GDP伸び率1%近く押し下げられる見通し




 米商務省が15日発表した8月小売売上高(季節・営業日調整後)は速報値ベースで前月比0.2%減の4748億ドルと、市場予想の同0.1%増を下回り、前月の同0.3%増から減少に転じた。8月の下落幅は今年2月の同0.2%減以来半年ぶりの大幅減少となる。

 また、前月の数値が前回発表時の同0.6%増から同0.3%増に、また、6月の数値も同0.3%増から同0.1%減に、いずれも下方改定された。前年比でも8月は3.2%増と7月の3.5%増を下回った。

 8月小売売上高が前月比で減少に転じたのは、自動車・同部品が前月比1.6%減と、7月の横ばい(改定前は1.2%増)から7カ月ぶりの大幅減少となったのが主な原因だ。これは8月末に米南東部を襲った大型ハリケーン「ハービー」による暴風雨被害の影響が及んだものとみられている。

 また、米オンライン小売り大手アマゾン<AMZN>が7月10日に実施した「プライムデー」大セールの影響で、7月の小売売上高が前月比0.6%増(改定前)と、予想以上に高い伸びとなったことによる反動減という見方もある。

 この他、8月の統計では、電子機器・家電(前月比0.7%減)やアパレル(同1%減)、建築資材・園芸(同0.5%減)、百貨店(同0.1%減)が減少した一方で、ガソリンスタンド(同2.5%増)や食料品・清涼飲料水(同0.3%増)、家具(同0.4%増)、どのカテゴリーにも入らないその他小売り(同1.4%増)などが前月比で増加した。

 また、全体の小売売上高から月ごとに変動が激しいガソリンスタンドや自動車・同部品、建築資材、飲食レストランを除いた、コア小売売上高は前月比0.2%減と、前月の同0.6%増から減少に転じた。また、市場予想の同0.3%増も下回った。このコア小売売上高はGDP(国内総生産)を構成する個人消費支出の財支出に組み込まれるため重要な指標となっており、今回、8月の数値が弱い伸びを示したことから8月の個人消費支出(9月29日発表)を押し下げ、最終的には第3四半期(7−9月)GDP伸び率を0.5−0.8%ポイント押し下げるとの予測が出始めた。

 当面は、大型ハリケーン「ハービー」や「イルマ」などの悪影響が9月の統計に出てくる可能性があるが、15日に発表された9月ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)では現況指数が113.9と、110.9を上回り、約17年ぶりの高水準となったように消費者の購買意欲は依然堅調。雇用統計でも低失業率が続いており、中長期でみると堅調を維持していることから、このまま小売売上高の減少が長引く可能性は低く、10−12月期に持ち直すとの見方が多い。

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提供:モーニングスター社