youtube fund_beginer fund_search fund_look

金融・経済ニュース

米7月新築住宅販売、前月比9.4%減の年率換算57万1000戸―市場予想下回る

2017-08-24 08:49:00.0

<チェックポイント>
●新築住宅販売、価格上昇で3カ月ぶりの減少に転じる

●販売の伸び鈍化続き、7−9月期GDPのマイナス要因に

●住宅在庫は5.8カ月分に上昇、適正水準の6カ月分に届かず

 米商務省が23日発表した7月新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比9.4%減の年率換算57万1000戸と16年12月の54万8000戸以来7カ月ぶりの低水準となり、市場予想の61万戸を下回った。6月は中古住宅の在庫不足の影響を受けて住宅購入が新築住宅にシフトし同1.9%増となったものの、7月は3カ月ぶりに減少に転じた。

 6月販売件数が61万戸から63万戸へ、5月も60万5000戸から61万8000戸へ、4月も57万7000戸から59万戸へ、と3カ月合計で4万6000戸上方改定されたが、過去3カ月(5−7月)の月平均販売件数は60万6000戸と、前3カ月(4−6月)の同61万3000戸を1.3%下回っており、販売の伸びは鈍化が続いている。また、健全な新築住宅市場の水準といわれる70万戸を18.4%下回っており、米経済がリセッション(景気後退)入りした07年12月時点の64万1000戸にも届いておらず、住宅市場が完全に回復したとはいえない。7−9月期GDP(国内総生産)にはマイナス要因となる。

 季節調整前の月次の原数値をみると、7月が前月比16%減の4万9000戸と、前月の同2%減から減少幅が広がった。また、前年比も9%減となっている。住宅バブル期の05年2月に記録した10万9000戸の半分以下という低水準には変わりはない。住宅建築業者は建築用地の取得難に加え、労働者不足と建築資材費の上昇で、住宅の完成戸数を絞り込まざるを得ない状況にあり、新築住宅業界の本格回復はまだ見えていない。

 7月の新築住宅の住宅在庫(着工前や建築中の住宅も含む)は、前月比1.5%増の27万6000戸、前年比も16.5%増となった。7月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は5.8カ月相当と6月の5.2カ月相当を上回ったが、住宅建築業界が容認可能な水準(6カ月分相当)を割り込んでいる。在庫水準が低いのは住宅販売が好調なためというよりも、むしろ、住宅着工件数がまだ低水準のままだからだ。

 7月の新築住宅販売件数は16年ぶりの低失業率や住宅ローン金利も低水準が続いているにもかかわらず、住宅在庫不足から住宅価格が上昇し販売が低調となっていることは今後の米経済の先行きにとって大きな懸念材料となる。

<関連銘柄>
NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、SPD500<1557>、国際VX中先<1561>、iS米超大型<1587>、iS米小型<1588>、iS米高配当<1589>、iS米リート<1590>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社