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米6月住宅着工件数、4カ月ぶり増加の121.5万戸=建築許可も3カ月ぶりに増加
2017-07-20 08:25:00.0
米商務省が19日発表した6月の住宅着工件数(季節調整値)は、主力の一戸建てや5世帯以上のアパートやマンションなどの集合住が堅調となったことから、年率換算で前月比8.3%増の121万5000戸と、4カ月ぶりに増加に転じ市場予想の116万戸も大幅に上回った。ただ、17年10月に記録した直近のピークの132万8000戸には達しなかった。健全な着工水準といわれる150万戸の8割程度にとどまっており、低水準に変わりはない。
明るい材料となったのは、5月の件数が前回発表時の109万2000戸から112万2000戸へ3万戸(2.7%)上方改定されたことだ。6月の対前年比は2.1%増となり、4−6月の平均も116万4000戸と、前年同期に比べ0.5%増となった。
先行指標である6月の住宅建築許可件数も同7.4%増の125万4000戸と、3カ月ぶりに増加に転じ市場予想の119万6000戸を上回るなど、住宅供給が上向いてきたことを示した。通常、一戸建ての場合、建築許可を受けてから6カ月後に着工し、2世帯以上の集合住宅の場合は1年後に着工となり時間差がある。
今回の6月統計では、建設中の全体の住宅件数は一戸建てが増加(前月比0.4%増)した一方でアパートが減少したため、前月比横ばいの107万戸となった。前年水準を5.8%上回ったものの、2月の108万戸の水準を下回ったままで、今後の供給については懸念が残る。一方、完成した住宅件数はアパートの大幅増加が寄与して、前月比5.2%増(前年比8.1%増)の120万3000戸と高い伸びを示した。
6月住宅着工件数をみると、全体の7割を占める一戸建ての着工件数が前月比6.3%増の84万9000戸、建築許可件数も同4.1%増の81万1000戸と大幅に増加したことが寄与した。年初から6月までの全体の着工件数も前年比3.9%増となったが、今後は18年にかけて、住宅建築は強い住宅購入需要に支えられて堅調に拡大していくとみられる。
しかし、中古住宅市場では売り物件が減って品薄感が強まっており、新築住宅の価格も賃金上昇率の6倍以上の急激なペースで上昇している現状を打破するには、今回の6月着工件数や建築許可件数では力不足感が否めない。今後もハイペースで住宅供給が増えていけば住宅価格に値ごろ感が広がり住宅購入件数も増え景気に好影響が及ぶとみられるが、住宅建築業者は建築用地の取得費や木材など建築材料費の高騰、労働力不足に直面していることが懸念材料だ。
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