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金融・経済ニュース

6月米雇用統計、非農業部門雇用者数22.2万人増―失業率は4.4%に上昇(1)

2017-07-10 08:35:00.0

 米労働省が7日発表した6月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比22万2000人増となり、2月(同23万2000人増)以来4カ月ぶりの高水準となった。同17万3000人増のアナリスト予想も大幅に上回った。政府部門の雇用増が寄与した。

 また、5月の非農業部門雇用者数が前回発表時の同13万8000人増から同15万2000人増へ、4月も同17万4000人増から同20万7000人増へ、いずれも上方改定され、この2カ月合計で4万7000人増の改定となった。この結果、過去3カ月間の月平均は5月時点の13万6000人増から19万4000人増へ、年初来でも月平均で約18万人増に急回復した。ただ、16年の水準(18万7000人増)を依然として下回っている。

 一方、賃金の上昇率はタイトな労働市場となったにも関わらずFRB(米連邦準備制度理事会)が期待するほど伸びず、今後の景気回復の懸念材料となる。6月の平均時給(全従業員のデータ)は前月比0.15%(4セント)増の26.25ドルにとどまった。他方、週平均労働時間は前月比0.3%(6分)増の34.5時間となり、アナリスト予想の34.4時間を上回った。このうち、製造業の週平均労働時間は同0.2%(6分)増の40.8時間、残業時間は横ばいの3.3時間となった。

 労働時間が増えたのに賃金の上昇ペースが緩やかなのは、新規に雇用が創出されても低賃金の仕事が多いためで、今後の景気回復の足かせだ。企業の経営者は世界金融危機(07年12月−09年6月)の教訓で賃金を引き上げることに慎重になっている。平均時給は前年比では2.5%増となったが、健全な経済状況でみられる3.5%増を下回っており、インフレ率(5月消費者物価指数は前年比1.9%上昇)を考慮すると、実質0.6%増と、伸びが低く個人消費の抑制要因となる。緩やかな物価上昇に加え、こうした低い賃金の伸びが続いている間はインフレの加速を抑制するため、FRBの利上げキャンペーンにも影響が及ぶ。

(2)へつづく

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提供:モーニングスター社