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アイルランド、世界最速成長の先進経済国で魅力高い=IDA日本代表フィッツジェラルド氏(1)(差替え)
2017-06-16 14:12:00.0
アイルランドのGDP(国内総生産)は15年7.8%、16年4.9%、17年見通しも3.2%とEU(欧州連合)内屈指の高い経済成長が続く。こうした高い経済成長を背景にアイルランド証券取引所の代表的な株価指数ISEQ全株指数は堅調な推移となっている。Brexit(英国のEU<欧州連合>離脱)で揺れるなか、高い経済成長の源はどこにあるのか。また、Brexitはどう影響するのか。アイルランド政府産業開発庁(IDA)日本代表のデレク・フィッツジェラルド氏に現状と今後について聞いた。
―アイルランド経済が好調な理由はどこにあるのか
「具体的には製薬会社や医療機器などライフサイエンス分野とICT(情報通信技術)などの好調が大きい。多くの世界的企業が進出してきており、例えば製薬企業は上位10社中9社、医療機器企業は上位25社中17社が拠点を構える。ICT企業上位10社中8社、ゲーム企業上位5社中3社、インターネット企業上位10社すべてが進出と、外国からの直接投資(FDI)による押し上げは大きい。16年の財政赤字は0.9%でEUの財政赤字制限3%を大幅に下回る水準で、国際主要格付機関すべてによりAに格付けされており、こうした点が積極的な外国直接投資を呼んでいる。15年には213件という記録的な数の外国直接投資を獲得した」
―金融関連の進出企業も目立つ
「国際金融には特に力を入れており、アイルランドFDIの重要な柱だ。すでに国の金融関連企業は400を超え勤務者は4万人を超す。銀行取引業務は世界大手銀行上位20行中17行、保険もクロスボーダー取引の主要拠点となり大手保険、大手再保険、大手保険ブローカーの多くが拠点を構える。また、投資サービスでは欧州最大級の資金管理センターとなり、AUA(管理資産額)は3.8兆ユーロ(467兆円)。航空機リースはグローバル拠点として機能し、国際決済サービスでは集積地として急成長が続く。近年はフィンテックを始めとした金融ITと技術革新の主要拠点となりつつある」
訂正 16日に送信した記事中で、アイルランド16年のGDPは4.9%でした。訂正し再送します。
提供:モーニングスター社




