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9日の債券市場見通し=上値に重さが残る展開か、5年国債入札は波乱なく通過見通し
2016-06-09 08:33:00.0
予想レンジ:債券先物中心限月(6月限)151.95円−152.25円、長期国債利回りマイナス0.125%−マイナス0.115%
9日の円債市場は、小幅続伸で終えた前日の米債券市場の流れを引き継ぎ、買い先行の動きも、上値に重さが残る展開か。財務省が実施する5年国債入札は、「外国人需要への期待感から波乱なく通過しそうだ」(銀行系証券)という。
こうしたなか、「三菱東京UFJ銀行がPD(国債市場特別参加者、プライマリー・ディーラー)の資格を返上する方針」と前日の日経報道をめぐって市場では、「報道が事実であれば、マイナス金利政策下での主要投資家の『国債離れ』を象徴することになり、追随する動きがほかのPDに広がった場合、国債安定消化の先行き不透明感が強まりかねない」(同)と指摘する。
一方で、「金利低下もゆがみが酷になり過ぎれば、投資家が国債市場から離れていくことになり、日本でマイナス金利はやってはいけない政策であったことが露呈する」(外資系証券)との指摘もあった。
PD問題が市場に与える影響が長引けば、日銀が追加利下げに動きにくくなり、将来の国債の安定消化に不透明感をもたらし相場の重荷となりそうだが、「報道を受けた初期反応としての直接的な売り圧力は一巡した」(銀行系証券)との見方が多い。
提供:モーニングスター社




