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金融・経済ニュース

3日の債券市場見通し=外部要因の見極めで方向感出にくい展開か

2016-06-03 08:29:00.0

予想レンジ:債券先物中心限月(6月限)151.90円−152.20円、長期国債利回りマイナス0.115%−マイナス0.105%

 3日の円債市場は外部要因の見極めで方向感出にくい展開か。

 前日の米債券市場は3日続伸となった。ECB(欧州中央銀行)が金融政策の現状維持を決め、先行きの追加緩和に前向きな姿勢を維持したことで、利回り水準の低い米長期国債が買われた。米国市場では今晩、5月の雇用統計が発表される。4月は非農業部門雇用者数が前月比16万人増と7カ月ぶりの低い伸びとなった一方、時間当たり賃金は加速し、強弱入り混じった結果となった。「賃金の上昇が一時的なものでなく緩やかな加速が続けば6月利上げの可能性が意識されよう」(外資系証券)との指摘があった。

 国内市場では、米格付け会社「ムーディーズ」が前日、「日本が消費税率の引き上げを再延期することで財政健全化目標の達成に対する疑念が強まったとして、日本国債の信用度を示す格付けを評価する際に、マイナスの要因になる」とのコメントを発表した。

 「ムーディーズ」は現在、日本国債の格付けを上から5番目の「A1」としているが、今後、「骨太の方針」(2日に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針)の内容などを見極めたうえで、いまの格付けを変えるかどうか判断するとしている。

 市場では、「日銀の国債爆買いによる『超・需給相場』の構図が、マイナス金利導入によって一層強化されている現状では、国内投資家がそうした安心感を背景に、外国人の先物売り仕掛けが活発化する場面では、すかさず現物の押し目買いに出てくるだろう。長期金利はプラス浮上さえ引き続きままならないと言えそうだ」(銀行系証券)という。

 外部環境はフォローだが、米雇用統計の発表待ちで一方向に流れが傾く可能性は低く、方向感は出にくいようだ。

提供:モーニングスター社