金融・経済ニュース
28日の債券市場見通し=黒田サプライズ緩和の有無が焦点、市場の見方は分かれる
2016-04-28 08:36:00.0
予想レンジ:債券先物中心限月(6月限)151.00円−151.60円、長期国債利回りマイナス0.080%−マイナス0.040%
28日の円債市場は、最終日を迎える日銀金融政策決定会合の結果を受けて、流れは大きく変化しそうだ。
前日の米債券市場は8営業日ぶりに反発。FOMC(米連邦公開市場委員会)は市場の事前の予想通り、追加利上げを見送った。声明文では、米国内の景気判断を引き下げる一方、世界経済のリスクへの警戒を弱めた。6月利上げを強く示唆するわけでも否定するわけでもない表現となった。
円債市場は、米債券高の流れを引き継ぎ買い先行でスタートしそうだ。その後は、日経平均株価見合いの展開となり、昼過ぎころに明らかになる日銀の追加金融緩和の結果次第で流れは大きく変わりそうだ。緩和待望論は根強い一方で、「『黒田バズーカ』と呼ばれる史上最強の金融緩和は不発に終わる」との観測も浮上。黒田日銀総裁のサプライズ緩和の有無が焦点となる見通し。
市場の見方は分かれる。「熊本の被災地支援を除けば追加緩和先送りとなるだろう。市場の失望は一時的で、円債も下落後、持ち直すと見込む」(国内証券)、「付利の引き下げ・国債買い入れ増額を伴わない追加緩和があるとみている。緩和策はETF・REITの買い入れ増額と、貸出支援基金の金利引き下げにとどまり、当座預金(政策金利残高)付利の引き下げをセットにすることはないだろう。『限界』が近い国債買い入れの増額も無く、円債は売り圧力が強まる展開となろう」(銀行系証券)との見方。
提供:モーニングスター社




