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金融・経済ニュース

中国の失業率4.99%、李克強首相が就業の安定は「経済安定の基盤」と強調=中国

2016-02-16 14:00:00.0

 中国の李克強首相は15日、春節(旧正月)初の国務院常務会議(日本の閣議に相当)で、1月の時点で全国の失業率が4.99%に抑えられていたことが分かったとして、就業の安定は経済全体の安定の基盤であり失業率が低い水準であることは明るい材料との見方を示した。

 李首相は、世界経済と世界経済の中国に及ぼす影響については、極めて厳しい見方を示した。春節期の世界的株安や、一部の発展途上国や新興国でも経済成長がマイナスになるとの予測が出てきたとして、中国政府として「困難にぶつかったときほど、タフでなければならない。チャレンジの必要がある時こそ、勇気をださねばならない」と述べた。

 中国ではこれまで、全国の主要31都市についての失業率調査を行っていた。1月からは調査対象が全国の地級市(解説参照)に拡大された。1月の全国平均失業率は4.99%だったという。

 李首相は、失業率が抑えられていることは、最近の中国経済にとって「最も明るい点」と表明。就業が安定していることは、経済全体の安定の基盤との見方を示した。

 李首相はさらに、「国民1人当たりの収入はGDPよりも速い速度で上昇しつづけている。GDPあたりの環境負担も減り続けている。これらのデータは、われわれの経済が安定を保っていることのあらわれだ」と述べた。

 李首相は、春節前までに、株式市場や為替市場での異常な動きに対して、「市場安定の政策を実施したことは正しかったし、国際的な慣例にも合致していた」「(市場から)一部の“爆弾”を撤去することもできた。方式に起因するリスクの連鎖反応を避けることになった」と評価したうえで、「振り返ってみれば、経験と教訓を総括した主管部門もある。(教訓とは)適切なタイミングで問題に有効に対処できたかという問題、技術的に主導的な実施が十分だったかとの問題、甚だしい場合には内部管理の問題などだ」と述べ、効率的かつタイミングを逃さない経済施策の実施を求めた。

◆解説◆
 中国の地方行政区画は、上から省級・地級・県級と細分されていく。省級行政区画には「省・中央直轄市・民族自治区」がある。地級行政区画の大部分は「地級市」だ。さらに県級行政区画には「県・県級市」などがある。

 例えば「福清市」は、省級行政区画の「福建省」、地級行政区画の「福州市」の一部である「県級市」だ。中国は失業率の調査対象を1月から「すべての地級市」に拡大した。(編集担当:如月隼人/配信:サーチナ)

提供:モーニングスター社