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年内の大幅減税を宣言―中国首相、キーワードは「営改増」一部地域で先行か
2016-01-26 10:30:00.0
中国中央テレビなどによると、中国の李克強首相が22日に開催した会議で、2016年には「営改増」と呼ばれる税制改革を積極的に推進し、企業に対する大幅減税を実施することを明らかにした。一部地域で先行する可能性もある。
中国政府は2011年、業種や営業規模によってさまざまな税率が設定されている「営業税」を、「売上税」と同様な概念である「増値税」に転換する作業(営改増)を始めた。李首相は22日の会議で、これまでにいくつかの試験ポイントで実施した「営業税」は積極的な成果を収めたとして、今年(2016年)は「営改増」をさらに積極的に進めていくと述べた。
「営改増」でもたらされる利点としては、「企業の税負担を大幅に軽減する」「サービス業、特にハイテクを駆使するサービス業を発展させる」「産業と消費の質を向上」「経済の新たなけん引力を育成」「供給の構造的改革に重要な効果」などと述べた。
税収全体にとっては「短期的な『減』」が発生するが、経済構造の改革によって「持続しての発展が可能な『増』」がもたらされると主張した。
地方政府の財政については、増値税の中央と地方の分配の比率を適切に調整し、地方財政にとっても「造血作用」を向上させると述べた。
会議では、中央政府・財政部が説明をしたあと、北京市、遼寧省、上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、河南省、湖南省、広西チワン族自治区、雲南省、陝西省と、中国に31ある省クラス行政区画のうち、11カ所の政府の主要責任者が発言したという。発言内容は明らかにされていないが、これらの地域で「営改増」が先行して推進される可能性がある。(編集担当:如月隼人/配信:サーチナ)
提供:モーニングスター社




