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中国高官「中国株、株価の乱高下は常態化する。サーキットブレーカーは間違いだった」
2016-01-21 15:44:00.0
中国メディアの新浪網によると、世界経済フォーラム(ダボス会議)出席のため現地に滞在中の中国政府・中国証券監督管理委員会の方星海副主席は米衛星テレビ局CNNの取材を受け、中国における株価の大きな変動は常態化するとの考え方を示した。
方副主席は、中国において株価全体が大きく変動する根本的な原因を、中国経済が投資と輸出に頼る体質から、内需主導に構造転換しつつある時期であることと主張。転換には、今後3−5年の時間が必要という。
方副主席はさらに、株価の大きな変動の原因として、中国の株式市場は先進国の市場とは異なり個人投資家が主流であることを挙げた。機関投資家のような経験がないため結果として市場全体の大きな変動が生じてしまうという。
中国が2016年になって導入し、2回の実施で導入の中止を決めた「サーキット・ブレーカー」制度については、「間違っていた」と認めた。
方副主席は「サーキット・ブレーカー」について、小規模な投資家が市場の乱高下で被害を受けることを防止する目的で導入したが、「結果としてパニックを引き起こし、市場の流動性を喪失させてしまった」と認め、「世界の別の地区では有効性を示したサーキット・ブレーカーだが、中国には適さない方法だった」と述べた。
方副主席によると、中国当局は市場への干渉を少なくしていく方針だ。そのため、経済構造の変革期にあっては、市場の大きな波動は常態化するという。
方副主席さらに、経済構造の変革によって成長は減速すると主張。2015年の経済成長率が過去25年間最低の6.9%になったことについては、「経済学者もこれまで(高度成長の時代に)、今の経済は減速してこそ健全だとずっと入ってきた」と説明。中国のこれまでの高度成長はそもそも「持続させることはできない」性質のものだったとの見方を示した。(編集担当:如月隼人/配信:サーチナ)
提供:モーニングスター社




