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中国2015年GDP:伸び率は四半期ごとに縮小して通年で6.9%、「天安門事件」以来の低い値
2016-01-19 13:51:00.0
中国政府・国家統計局は19日、2015年の主要経済指標を発表した。第1四半期(1−3月)に前年同期比で7.0%増だった国内総生産(GDP、実質ベース速報値)の伸びは、第4四半期には6.8%に後退し、通年で6.9%と1990年の3.9%から25年ぶりの低い値になった。
通年のGDPは67兆6708億元(約1206兆4012億円)だった。伸び率は第1四半期から第四四半期まで7.0%、7.0%、6.9%、6.8%で、成長が少しずつ鈍化した。
通年の伸び率は2014年の7.3%から、0.4ポイント落ちて6.9%だった。1989年の「天安門事件」の影響でGDP成長率が3.9%にまで落ち込んだ1990年以来の低い数字だ。
産業別のGDBは2015年通年で、第1次産業が3.9%増の6兆863億元、第2次産業は6.0%増の27兆4278億元、第3次産業は8.3%増の34兆1567億元だった。
これまでGDPのけん引役のひとつだった固定資産投資が、14年の15.7%増から10.0%増に落ちた。不動産開発投資は名目で1.0%増、うち住宅建設は0.4%増にとどまった。住宅の新規着工面積は前年比14.0%減の15億4454平方メートルに落ち込んだ。
国家統計局は2015年の経済情勢を「穏中有進、穏中有好」と形容した。成長の鈍化を認めた上で、製造業では航空・宇宙産業が26.2%の伸び、電子通信産業は12.7%の伸びだったことなどを挙げ、「工業のレベルアップの情勢が明白になった」と主張した。(編集担当:如月隼人/配信:サーチナ)
提供:モーニングスター社




