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金融・経済ニュース

モーニングスター年末特集=2016年の米国株は前半と年末に高値、「金融政策」「選挙」がポイント(1)

2015-12-30 19:22:00.0

 2016年の米国株式市場は、年前半と年末に高値を狙う展開となりそうだ。年前半は「金融政策」、後半は「選挙(大統領選・議会選)」がポイントとなる。

 15年12月15−16日にかけて開かれたFOMC(米連邦公開市場委員会)で、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が年0.25−0.50%へ0.25%引き上げられた。約9年半ぶりに利上げされ、7年ぶりにゼロ金利政策が解除された。

 利上げ開始時期をめぐる思惑がくすぶり続けてきた中で、実際に利上げが実施されたことから、不透明感が後退した。加えて、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が、今後の利上げペースも「緩やか」と発言したことから、目先の米国株式市場は堅調推移が見込まれる。

<2回目の利上げ時期は? >

 その中で、年前半の焦点として浮上しているのが、利上げペースの緩やかさを確認する点も含めて注目される「2回目の利上げ時期」である。先のFOMCでは、参加者の16年末の政策金利見通しの中央値は1.375%と9月時点の見通しが据え置かれた。1回0.25%ペースであるとすると、16年は4回の利上げが実施される見込みとなる。

◎2016年のFOMC予定
 1月26−27日
*3月15−16日
 4月26−27日
*6月14−15日
 7月26−27日
*9月20−21日
 11月1−2日
*12月13−14日

*はイエレンFRB議長の会見と政策金利・経済見通しの発表予定

 16年のFOMCの開催予定をみると、議長の会見と政策金利・経済見通しの発表がある3、6、9、12月の4回が特に注目される。年4回ペースであれば、3月が2回目の利上げ時期として有力視され、1−2月の経済指標とFRB高官や連銀総裁の発言が注目されよう。ただ、実際にFOMCが強く意識されてくるのは3月初め。それまでは、指標や高官発言に対してその都度敏感に反応することはあっても、比較的安定した地合いが保たれ、高値を狙う流れになると想定される。

 なお、市場では来年の利上げは2−3回との見方が優勢である。また、7年ぶりのゼロ金利政策解除の影響を見定めるには、3月のFOMCでは時間が足りないとの見方もあり、2回目は6月のFOMCとの予想もある。そうであれば、3月のFOMC通過後に再度高値を狙う機会も出てこよう。

提供:モーニングスター社