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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、西側の対ロ追加制裁や利食い売りで3週続落=BRICs市況

2023-02-27 09:02:00.0

 前週(20−24日)のロシア株式市場は、RTS指数(ドル建て)の24日終値が前日比1.64%安の914.16、前週比では17日終値比0.66%安と、3週続落した。

 週明け20日は指数が上昇。22日まで4営業日続伸した。23日は「祖国防衛の日」の祝日で休場。

 週前半は、海外株高や原油高を好感し、買いが優勢となった。ブレント原油先物は1バレル当たり83.74ドルに上昇。中国の経済再開とインドでの燃料消費の増加による原油需要の拡大見通しが背景。市場では今後、原油価格は100ドルに回復すると予想している。その後は、プーチン大統領は連邦議会での年次教書演説で、これまでの国内政策や外交政策を変更しなかったことを受け、引き続き買いが強まった。個別銘柄では金融大手ズベルバンク(ロシア連邦貯蓄銀行)が年内の配当実施を決めたことが好感され、上昇、上げをけん引した。

 週後半は、これまでの相場上昇を受け、高値警戒感から利食い売りが強まったが、プーチン大統領が年次教書でロシアと中国などアジア諸国を結ぶ物流回廊の拡大の必要性を強調したことや、政府が中国との貿易額が2000億ドルの大台に達したと発表したことが買い材料となった。

 週末24日は反落。海外株安に加え、西側の対ロ追加制裁の発表が嫌気され、売りが優勢となった。ニュージーランドや英国の追加制裁発表に加え、米国もクレジット・バンク・オブ・モスクワなどの金融機関を対象とした資産凍結とロシア産アルミニウムへの200%の輸入関税などの追加制裁を発表した。

 今週(2月27日−3月3日)のロシア市場は、引き続き、ロシア・ウクライナ戦争(24日で1周年)や西側の対ロ制裁などの地政学的リスク、原油・ガス相場、ルーブル相場、主要企業の配当政策などが焦点。このほか、原油価格に影響を与える28日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や1日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な経済発表の予定は1日の1月失業率や2月製造業PMI(購買担当者景気指数)、1月小売売上高、3日の2月サービス業PMIなど。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、
 原油<1690>、野村原油<1699>
提供:モーニングスター社