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<新興国eye>前週の上海総合指数、米中関係悪化懸念や米利上げ継続懸念受け3週続落=BRICs市況
2023-02-20 09:16:00.0
前週(13−17日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数が週間ベースで3週続落。17日は3224.02(10日終値比1.12%安)だった。
週明け13日は指数が反発した。翌14日も続伸。15日は反落した。16日も続落。
週前半は、中国人民銀行(中銀)が前週末発表した1月の新規人民元建て銀行融資が4兆9000億元と、市場予想を大幅に上回り、マネーサプライ(通貨供給量、M2)の伸びが加速したことを受け、景気回復期待が強まり、買いが優勢となった。その後は、引き続き、中国景気の早期回復期待が相場をけん引した。ただ、中国の大型気球撃墜をめぐる米中関係の悪化懸念で上値は重くなった。
週後半は、米1月CPI(消費者物価指数)が強い内容となったことを受け、米利上げ継続懸念で利食い売りが優勢となった。また、米中関係悪化懸念に加え、華夏基金が景気回復期待による株価上昇は終わりに近づき、短期的には不安定な相場展開になると予想したことも嫌気された。不動産株が売られ、下げをけん引。その後は、材料難となる中で利食い売りが強まった。
週末17日は3日続落。人民銀が米国との金利差拡大を懸念し、金融緩和を遅らせるとの憶測で売りが優勢となった。市場では人民銀は景気てこ入れのため、一段の利下げを行うと予想していた。
今週(20−24日)の株式市場は新型コロナ感染拡大や台湾情勢を巡る米中関係、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では景気対策、人民元相場、石炭や原油などのコモディティー相場も注目される。主な経済指標の発表予定はない。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>
提供:モーニングスター社




