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<新興国eye>前週のブラジル株、海外株高や原油高、景気指標の改善受け3週ぶり反発=BRICs市況
2023-02-20 09:16:00.0
前週(13−17日)のブラジル株式市場は17日のボベスパ指数が前日比0.7%安の10万9176.92、週間ベースでは10日終値比1.0%高と、3週ぶりに反発した。
週明け13日は指数が続伸。翌14日は反落した。15日は反発、16日も続伸した。
週前半は米利上げ継続の長期化懸念が後退したことを受け、投資資金の国外流出懸念が緩和、買いが優勢となった。また、原油高も資源セクターの株価が上昇、相場をけん引した。市場では中銀の26年の物価目標の引き上げにより、金利水準の低下を目指すルラ政権と中銀の対立の行方に関心が強まったため、上値は重くなった。
その後は、米1月CPI(消費者物価指数)の強い内容を受け、米利上げ継続懸念が強まったことや、中銀が発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」で、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しが前週予想の0.79%増から0.76%増に引き下げられたことが引き続き嫌気され、売りが強まった。また、原油価格の下落で資源セクターが下げを主導。
週後半は、海外株高となり、ブラジル市場でも買いが強まった。また、物価目標の引き上げを目指すルラ政権への期待感が強まり、買いが先行したが、結局、ルラ政権が物価目標の引き上げ議論を先送りしたことで、利下げ期待が後退、上値が重くなった。その後は、22年12月のIBC−Br経済活動指数が前月比0.29%増となり、前月の0.77%減や市場予想の0.1%増を上回ったことが好感され、買いが優勢となった。
週末17日は反落。週明けのカーニバルを控え、手掛かり材料難で積極的な買いが抑えられる中、マイナス圏で引けた。米FRB(米連邦準備制度理事会)幹部が講演で利上げ継続を示唆したことも嫌気された。
今週(22−24日)の株式市場は、ウクライナ情勢や西側の対ロ追加制裁、台湾情勢や中国の大型気球の米領空侵犯を巡る米中関係の悪化懸念、中国の景気動向、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、国内の政治、ルラ政権の経済政策も注目される。主な経済指標の発表予定は24日の1月経常収支とジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)の2月消費者信頼感指数など。20−21日は「カーニバル」の祝日で休場。22日は短縮取引となる。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、上場MSエマ<1681>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




