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新興国ニュース

<新興国eye>前週のインド株、海外株高や外国人投資家の買い越しを受け反発=BRICs市況

2023-02-20 09:15:00.0

 前週(13−17日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の17日終値は前日比0.52%安の6万1002.57、週間ベースでは10日終値比0.52%高と、反発した。

 週明け13日は指数が続落した。翌14日は反発、16日まで3日続伸した。

 週前半は、米金利高と通貨ルピー安が嫌気され、売りが優勢となった。また、大手IT企業が新規採用を抑制しているとの観測でIT銘柄や銀行株が売られた。不正会計問題で揺れる複合企業大手ゴータム・アダニ・グループは先行き不透明感も売り材料となった。

 その後は、原油安となったが好感され、買いが優勢となった。インドは世界3大原油輸入国の1つとして知られ、原油安は買い材料となる。また、外国人投資家の買い越しも好感された。インドの1月CPI(消費者物価指数)が発表され、前年比6.20%上昇と、22年12月の5.72%上昇を上回り、インド準備銀行(中銀)の追加利上げ観測が強まったものの、利上げサイクルの終了は近いとの楽観的な見方で買いが強まった。また、米市場でハイテク株が上昇したことを受け、インド国内でもIT銘柄が相場をけん引した。

 週後半は、外国人投資家の買い越しが引き続き好感された。また、財政支出の拡大期待も支援材料。ただ、米1月CPI(消費者物価指数)の強い内容を受け、米利上げ継続懸念が強まり、上値は重くなった。その後は、海外株高を受け、インドでも買い優勢となった。また、インドの1月貿易赤字が177億5000万ドルと、1年ぶりの低水準となったことや、外国人投資家の買い越しが5日連続となったことも買い材料となった。

 週末17日は反落。米利上げ継続懸念が一段と強まり、海外株安となったことを受け、インド市場でも売りが優勢となった。製薬大手IPCAラボラトリーズの24年度EPS(1株当たり利益)の市場予想が引き下げられたことが嫌気され、急落、また、アダニ・エンタープライズも急落し、下げを主導した。

 今週(20−24日)のインド市場はウクライナ戦争と西側の対ロ制裁、原油価格の動向、世界経済、特に米・中・欧の景気動向や金融政策、中国のコロナ感染拡大、米中関係、インド国内の景気動向、主要企業ニュース、さらには23−25日にインドのベンガル―ルで開かれるG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)も注目される。主な経済指標の発表予定はない。

<関連銘柄>
 インドNIF<1678>、インドブル<2046>、インドベア<2047>
提供:モーニングスター社