youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、EUの対ロ追加制裁や米利上げ継続懸念で続落=BRICs市況

2023-02-20 09:14:00.0

 前週(13−17日)のロシア株式市場は、RTS指数(ドル建て)の17日終値が前日比1.49%高の920.19、前週比では10日終値比5.30%安と、続落した。

 週明け13日は指数が下落。16日まで8営業日続落した。

 週前半は、EU(欧州連合)が10回目となる対ロ追加制裁を決めるとの観測(新たに国内3位の大手行アルファ銀行などの銀行や広範囲にわたるロシア産製品の輸入が対象)を受け、売りが優勢となった。また、ブレント原油先物が1バレル当たり86ドルに下落したことも嫌気された。その後は、原油安に加え、地政学的リスクが高まったことや、米1月CPI(消費者物価指数)の強い内容を受け、米利上げ継続懸念が強まったことが売り材料となった。

 週後半は、引き続き、EUの対ロ追加制裁懸念や米利上げ継続懸念で地合いが悪化、売りが優勢となった。インターネットサービス最大手ヤンデックスが四半期決算で大幅増益となったものの、急落し、下げを主導した。その後は、海外株安となったことや、EU制裁懸念で売り圧力が強まった。

 週末17日は反発。海外株安となったが、政府が現在の大手企業からの一部献金(約3000億ルーブル)を今後は課税を通じて徴収する方針を示したことが好感され、空売りを仕掛けていたショート・セラーによるショートスクイーズ(踏み上げ)で買い戻しが強まった。

 今週(20−24日)のロシア市場は、引き続き、ロシア・ウクライナ戦争(24日で1周年)や西側の対ロ制裁などの地政学的リスク、原油・ガス相場、ルーブル相場、主要企業の配当政策などが焦点。このほか、原油価格に影響を与える22日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や23日の米EIA週間石油在庫統計、さらにはEUの対ロ制裁(24日)、ロシア大統領年次教書演説(21日)も注目される。主な経済発表の予定は22日の1月鉱工業生産と1月WPI(卸売物価指数)など。23日は「祖国防衛の日」の祝日で休場となる。指数は870−970の値動きが予想される。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、
 原油<1690>、野村原油<1699>
提供:モーニングスター社