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<新興国eye>トルコ大地震、経済損失は対GDP比10%の840億ドル―地元経済界が推定
2023-02-16 08:52:00.0
トルコ企業経営者連合会(TURKONFED)は12日、1週間前の6日にトルコ南東部10県(人口約1350万人)を襲った大地震(マグニチュード7.7)による経済損失額が対GDP比約10%の840億ドルに達するとの見通しを明らかにした。地元紙デイリー・サバ(電子版)が13日、伝えた。
大地震による犠牲者は3万5000人を超え、最終的には5万人に達すると予想されている。被害額840億ドルの内訳は建築物の損害額が全体の84%の708億ドル、所得損失が104億ドル、残りの約29億ドルが労働力の機会損失となっている。
また、IMF(国際通貨基金)のマフムード・モヒルディン事務局長は12日、今回の大地震がトルコの経済成長に与える影響について、「99年にイスタンブール近郊で起きた大地震ほど顕著になる可能性は低い」と述べた。ただ、市場では、トルコ政府が災害復旧費として数十億ドルの追加財政支出を実施するため、財政赤字は対GDP比5.4%と、従来予想の3.5%を上回る一方で、大地震からの経済回復までには6−12カ月かかり、23年のトルコのGDP伸び率が0.6−2%ポイント押し下げられると予想している。
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上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社




