youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>前週の上海総合指数、気球撃墜を巡る米中関係悪化懸念などを受け続落=BRICs市況

2023-02-13 09:13:00.0

 前週(6−10日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数が週間ベースで続落。10日は3260.67(3日終値比0.08%安)だった。

 週明け6日は指数が続落。翌7日は反発した。8日は再び反落、9日は反発した。

 週前半は、中国人民銀行(中銀)がリバースレポ取引により、3730億人民元を市中から吸収したことや、前週末の米雇用統計が強い内容となり、米利上げ継続観測が強まり、売りが優勢となった。また、中国の大型気球撃墜をめぐる米中関係の悪化懸念も売り材料となった。その後は、湖北省武漢市が住宅購入制限の緩和を発表、中国の経済再開の動きが強まったことや、バイデン米大統領が中国の偵察気球について、深刻に受け止めていないと発言、米中関係悪化懸念が緩和し、買いが優勢となった。

 週後半は、米長期金利が上昇し、中国からの資金流出懸念が強まり、売りが広がった。ただ、人民銀が資金供給に転じたことで、下値は限られた。その後は、引き続き、バイデン大統領の米中関係発言が好感されたことや、中国の景気回復期待で買いが優勢となった。市場では1月の人民元建て銀行融資が過去最高を記録するとの見通しや、今年の中国のGDP伸び率の見通しが従来予想の5.2%増から6%増に上方修正されたことを好感した。

 週末10日は反落。中国の1月CPI(消費者物価指数)が前年比2.1%上昇と、市場予想と一致、コロナ禍後の需要回復に押し上げられた一方で、1月PPI(生産者物価指数)は同0.8%低下と、市場予想(同0.5%低下)を上回る大幅低下となったことで、景気回復の度合いが弱いとの見方が広がり、売りが優勢となった。

 今週(13−17日)の株式市場は新型コロナ感染拡大や台湾情勢を巡る米中関係、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では景気対策、人民元相場、石炭や原油などのコモディティー相場、ロシアと中国、南アによる海上合同軍事演習(17日)も注目される。主な経済指標の発表予定は16日の1月住宅価格指数など。

<関連銘柄>
 上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
 H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
 南方A50<1576>
提供:モーニングスター社