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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、米利上げ長期化懸念や中銀のタカ派シフトで反落=BRICs市況

2023-02-06 09:19:00.0

 前週(1月30日−2月3日)のブラジル株式市場は3日のボベスパ指数が前日比1.47%安の10万8523.47、週間ベースでは1月27日終値比3.28%安と、4週ぶりに反落した。

 週明け30日は指数が下落。翌31日は反発した。2月相場入りした1日は反落。2日も続落した。

 週前半は、欧米市場が軟調となったことを受け、ブラジル市場でも売りが優勢となった。また、中銀の経済週報「フォーカス・ブルティン」で、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しが前週予想の5.48%上昇から5.74%上昇に引き上げられたことも嫌気された。その後は、これまでの相場下落を受け、安値拾いや値ごろ感による買い戻しが活発化。また、最近の米国の経済指標の弱い結果を受け、米利上げ長期化懸念が後退したことも好感された。原油価格の上昇で資源セクターが買われ、上げをけん引した。

 週後半は、IMF(国際通貨基金)の最新リポートで、23年のブラジルの経済成長率が1.8%増と、22年の4.0%増から伸びが大幅に鈍化する見通しとなったことが嫌気され、売りが強まった。また、国営石油大手ペトロブラスと鉱山大手ヴァーレが売られ、下げをけん引。その後は、ブラジル中銀が金利据え置きを決めたが、金利は13.75%と、依然、高水準のため、金利の高止まりがブラジル経済を悪化させるとの懸念で売りが一段と強まった。また、指数の構成ウェートが高いペトロブラスとヴァーレが原油と鉄鉱石の相場下落を受け、売られた。1月の自動車販売台数が前年比12.9%増の14万2827台となったが、前月の21万6920台を大幅に下回ったことが嫌気された。

 週末3日は3日続落。ブラジルの12月鉱工業生産指数が前年比1.3%低下、22年全体では0.7%低下となったことや、米1月雇用統計の強い結果を受け、米利上げ長期化懸念が強まり、売りが優勢となった。

 今週(6−10日)の株式市場は、ウクライナ情勢や西側の対ロ追加制裁、台湾情勢巡る米中関係、中国の景気動向、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、国内の政治、ルラ政権の経済政策、米・ブラジル首脳会談(10日)も注目される。主な経済指標の発表予定は7日の1月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGPーDIインフレ指数(全国卸売物価指数)や9日の12月小売売上高と1月IPCA(拡大消費者物価指数)、10日の12月サービスセクター成長率など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、上場MSエマ<1681>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社