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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油安と通貨ルーブル安を受け反落=BRICs市況
2023-01-10 09:01:00.0
前週(3−6日)のロシア株式市場は、RTS指数(ドル建て)の6日終値が前日比0.20%高の942.73、前週比では12月30日終値比2.87%安と、反落した。
週明け2日は新年休暇のため、休場となった。初商いとなった翌3日は指数が反落。5日まで3日続落した。
週前半は、新年休暇の休場後、取引が再開され、指数はブレント原油先物が1バレル当たり84ドルに下落したことに加え、通貨ルーブル安となったことが嫌気され、売りが優勢となった。また、鉄鋼大手ノボリペツク・スチール(NLMK)が配当金の支払いを否定したことを受け、急落、下げを主導した。
週後半は、原油価格が78.5ドルにまで急落したことや、ルーブル安の進行が嫌気され、売りが一段と強まった。引き続き、NLMKが下落し、下げを主導。その後はルーブル安に歯止めがかからないことや、FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC議事録が公表され、23年も利上げを継続するタカ派(インフレ重視の強硬派)姿勢が強調されたことを警戒、売りが優勢となった。
週末6日は小反発。米12月雇用統計が発表され、雇用と賃金の伸びが減速し、米国の利上げ圧力が緩和したことを受け、米株市場が急騰、ロシア市場でも買いが優勢となった。また、ユーロ圏12月CPI(消費者物価指数)が予想を下回ったことや、原油価格が80ドルに回復、さらにはルーブル高となったことも支援材料となった。
今週(9−13日)のロシア市場は、引き続き、ロシア・ウクライナ戦争や西側の対ロ制裁などの地政学的リスク、原油・ガス相場、ルーブル相場、主要企業の配当政策などが焦点。このほか、原油価格に影響を与える10日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や11日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な経済発表の予定は11日の12月CPI(消費者物価指数)など。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、
原油<1690>、野村原油<1699>
提供:モーニングスター社




