youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、財政赤字拡大懸念の後退や中国の水際対策撤廃で続伸=BRICs市況

2023-01-04 09:04:00.0

 前週(26−29日)のブラジル株式市場は29日のボベスパ指数が前日比0.46%安の10万9734.6、週間ベースでは23日終値比0.03%高と、続伸。年初来で4.69%高となった。

 週明け26日は指数が反落。翌27日も続落した。28日は反発、29日は反落した。

 週前半は、これまでの相場上昇を受け、高値警戒感から利食い売りが強まった。欧米がクリスマス休暇で休場となったことで積極的な買いが控えられた。また、中銀の経済週報「フォーカス・ブルティン」で、22年実質GDP伸び率の見通しが前週予想の3.05%増から3.04%増に引き下げられたことも売り材料となった。その後は、通貨レアル安が進行したことや、ルラ新政権の閣僚名簿への懸念が強まり、売りが広がった。ただ、中国の新型コロナ感染拡大防止の水際対策(入国時の隔離義務)が1月8日から撤廃されることが決まったため、下げは限定的となった。

 週後半は、ハダド次期財務相が石油精製所へのPIS/COFINS(社会統合基金と社会保険融資負担金)の拠出金免除措置を予定通り22年末で終了する方針を示したことが好感され、買いが優勢となった。また、米長期金利の低下を受け、ドル安が投資資金の流出懸念を緩和するとの見方も支援材料となった。その後は、原油安を受け、国営石油大手ペトロブラスなど資源セクターが売られ、下げを主導した。

 週末30日は「バンクホリデー」の祝日で休場。

 今週(2−6日)の株式市場は、ウクライナ情勢や西側の対ロ追加制裁、台湾情勢巡る米中関係、中国の景気動向、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、国内の政治、特にルラ次期政権の経済政策も注目される。1日にルラ新大統領の就任式が行われた。主な経済指標の発表予定は2日の12月貿易収支と12月S&Pグローバル・ブラジル製造業PMI(購買担当者景気指数)、4日の11月WPI(卸売物価指数)と12月S&Pグローバル・ブラジル非製造業PMI、5日の12月IPC−Fipeインフレ指数(消費者物価指数)と11月鉱工業生産、6日の12月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGP−DIインフレ指数(全国卸売物価指数)と12月自動車生産・販売台数など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、上場MSエマ<1681>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社