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<新興国eye>前週のインド株、海外株高や中国の水際対策撤廃を受け4週ぶり反発=BRICs市況
2023-01-04 09:03:00.0
前週(12月26−30日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の30日終値は前日比0.48%安の6万0840.74、週間ベースでは23日終値比1.66%高と、4週ぶりに反発した。
週明け26日は指数が反発。翌27日も続伸した。28日は小反落。29日は反発した。
週前半は、海外株高を受け、インド市場でも買いが優勢となった。また、これまでの相場下落(4営業日続落)を受け、安値拾いや値ごろ感による買い戻しも広がった。その後は、中国の新型コロナ感染拡大防止の水際対策(入国規制)が1月8日から撤廃されることが決まり、中国の経済再開期待から買いが続いた。ただ、原油高となったため、上値が抑えられた。
週後半は、原油価格が高止まりしたことが嫌気され、売りが強まった。インドは世界3大原油輸入国の一つとして知られ、原油高は懸念材料となる。また、中国でコロナ新規感染者数が増加したことも売り材料となった。インド通信大手バーティ・エアテルやアクシス銀行、金融大手バジャジ・フィンサーブ、鉄鋼大手タタ・スチールが売られ、下げを主導した。その後は、22年住宅販売件数が前年比50%増となったことや、政府が自動車産業を24年まで2倍に拡大させる方針を示したことを好感し、買いが優勢となった。また、ボベスパ指数の先物・オプション取引のSQ(特別清算指数)算出を受け、現物株の買い戻しが広がった。
週末30日は反落。買いが先行したものの、引けにかけて売りが優勢となった。指数の構成ウエートが高いICICI銀行と住宅金融大手ハウジング・デベロップメント・ファイナンス(HDFC)が売られ、下げを主導した。
今週(2−6日)のインド市場はウクライナ戦争と西側の対ロ制裁、原油価格の動向、世界経済、特に米・中・欧の景気動向や金融政策、中国のコロナ感染拡大、米中関係、インド国内の景気動向、主要企業ニュースも注目される。主な経済指標の発表予定は2日の12月日経インド製造業PMI(購買担当者景気指数)や4日の12月日経インド非製造業PMIなど。
<関連銘柄>
インドNIF<1678>、インドブル<2046>、インドベア<2047>
提供:モーニングスター社




