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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、ルーブル安の進行などで6週続落=BRICs市況
2022-12-26 09:08:00.0
前週(19−23日)のロシア株式市場は、RTS指数(ドル建て)の23日終値が前日比0.64%安の963.51、前週比では16日終値比7.20%安と、6週続落した。
週明け19日は指数が下落。21日まで6営業日続落した。22日は反発。
週前半は、通貨ルーブルが下落したことや、5日から導入されたG7(先進主要7カ国)によるロシア産原油への輸入価格上限をさらに上回る厳しい措置がEU(欧州連合)で検討されていることが嫌気され、売りが優勢となった。その後は、石油大手ルクオイルが無配を発表したことや、ルーブル安の進行で売りが一段と強まった。ただ、ブレント原油先物が中国のエネルギー消費が23年に急回復するとの憶測で、1バレル当たり80ドル台に持ち直したため、下げは限定的となった。
週後半は、鉄鋼大手マグニトゴルスク・アイロン&スチール・ワークス(MMK)のオーナーである大富豪のビクトル・ラシュニコフ氏が2年ぶりの復配の可能性を否定したことが嫌気され、売りが続いた。その後は、ルーブル高となったことが好感され、安値拾いや値ごろ感による買い戻しが活発化。ただ、原油価格が82ドルを割り込んだため、上値は重くなった。
週末23日は反落。ルーブル安に転じたことが嫌気され、売りが優勢となった。ただ、原油価格が83ドル台に回復したため、下値は限られた。原油価格の上昇はアレクサンドル・ノバク副首相が来年のロシア産原油の生産量がEUのロシア産原油に対する輸入価格の上限設定により、日量50万−70万バレルの減産見通しを示したことが背景。
今週(26−30日)のロシア市場は、引き続き、ロシア・ウクライナ戦争や西側の対ロ制裁などの地政学的リスク、原油・ガス相場、ルーブル相場、主要企業の配当政策などが焦点。このほか、原油価格に影響を与える28日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や29日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な経済発表の予定は28日の11月失業率と11月鉱工業生産、11月小売売上高、29日の12月ロシア製造業PMI(購買担当者景気指数)、30日のロシア非製造業PMIと12月CPI(消費者物価指数)など。RTS指数は940−1000の値動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、
原油<1690>、野村原油<1699>
提供:モーニングスター社




