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新興国ニュース

<新興国eye>ハンガリー中銀、予想通り金利据え置き―3会合連続

2022-12-21 08:52:00.0

 ハンガリー中央銀行は20日の金融理事会で、主要政策金利であるベース金利(準備預金への付利金利)を13.00%に据え置くことを決めた。市場の予想通りだった。

 他の政策金利も同様に、ベース金利の上下幅(コリドー)の下限を示す翌日物預金金利を12.50%、上限を示す翌日物有担保貸出金利を25.00%と、いずれも据え置いた。

 中銀はウクライナ戦争の勃発(2月24日)以降、インフレ抑制のため、ベース金利の引き上げを継続。直近では6月会合で1.85ポイントの大幅利上げを決め、7月12日の臨時会合でも2.00ポイントの大幅利上げを決めている。9月会合でも1.25ポイント引き上げたが、10月会合から据え置き転換、利上げは17会合連続で止まった。これで据え置きは3会合連続。利上げ幅は計12.40ポイントに達し、金利水準も99年12月(14.50%)以来22年9カ月ぶりの高水準となっている。

 中銀は会合後の声明文で、金利を据え置いたことに関し、「金融引き締めの経済環境により、(足元のインフレ率をさらに上昇させる)二次的なインフレの影響を回避し、インフレ期待を安定させる」とした上で、前回会合時と同様、「インフレ率は23年前半にゆっくりと低下し、年央からさらに大幅に低下する。24年前半には物価目標の範囲内に戻る」との見通しに基づき、据え置きを決めたとしている。

 11月のインフレ率は全体指数が前年比22.5%上昇(10月は同21.1%上昇)、コア指数が同23.9%上昇(同22.3%上昇)と、いずれも10月を上回ったが、中銀は、「インフレ加速は主に食品の上昇が要因。小売価格とサービス価格に対する企業のインフレ期待は夏をピークに低下している」とし、インフレはピークを過ぎたと見ている。

 また、中銀は最新の12月インフレ報告書を公表。景気見通しについて、22年のGDP伸び率を4.5−5.0%増(前回9月予測は3.0−4.0%増)、23年は0.5−1.5%増(同0.5−1.5%増)、24年は3.5−4.5%増(同3.5−4.5%増)、25年は3.0−4.0%増と予想し、22年の成長率見通しを引き上げた。

 インフレ見通しについては、22年を14.5ー14.7%上昇(同13.5−14.5%上昇)、23年は15.0−19.5%上昇(同11.5−14.0%上昇)、24年は2.3−4.5%上昇(同2.5−4.0%上昇)、25年は2.5−3.5%上昇と予想。22年と23年のインフレ見通しを引き上げている。

 中銀は今後の金融政策について、前回会合時と同様、「金融政策が波及する一定の期間内で物価安定の目標を達成するためには、現在の政策金利水準を長期にわたって現在の金融引き締めの水準を維持する必要がある」とし、据え置きを継続する考えを示した。

 次回の金融政策決定会合は23年1月24日に開かれる予定。

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提供:モーニングスター社