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新興国ニュース

<新興国eye>前週の上海総合指数、コロナ規制緩和の兆しや米株高を受け続伸=BRICs市況

2022-11-14 09:17:00.0

 前週(7−11日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数が週間ベースで続伸。11日は3087.29(4日終値比0.54%高)だった。

 週明け7日は指数が続伸。翌8日は反落した。10日まで3日続落。

 週前半は、10月貿易統計でドル建て輸出が減少するなど最近の経済データの悪化を受け、政府が景気支援策を打ち出すとの期待感が強まり、買いが優勢となった。また、習近平国家主席が上海国際輸入博覧会で経済成長と経済活動の再開を支持したことや、証券当局が外国資本をさらに誘致する方針を示したこと、さらには保健当局が新型コロナ感染阻止で画一的なロックダウン(都市封鎖)を批判したことから規制緩和期待感が強まったことも買い材料となった。その後は、新規コロナ感染者数が全国で8335人(8日現在)と、半年ぶりの高水準になったことや、コロナ感染が広がっている広東省広州市でロックダウンが当初の3日間から7日間に延長されたことを受け、経済活動の停滞懸念が強まり、売りが優勢となった。

 週後半は、新規コロナ感染者数の増加傾向に歯止めがかからないことを受け、経済活動の停滞懸念で一段と売りが強まった。10月PPI(生産者物価指数)が前年比1.3%低下と、20年12月以来のマイナスとなったことも売り材料となった。その後は、引き続き、コロナ感染者数の拡大により、行動規制が強まっていることが嫌気された。景気支援期待感は依然、強いものの、コロナ感染拡大による景気懸念が上回った。

 週末11日は急反発。中国共産党の中央政治局常務委員会で、コロナ対策を最適化する20項目の措置が提案されたことを受け、市場では行動規制が緩和されるとの憶測が強まり、買いが優勢となった。また、保健当局がコロナ感染で濃厚接触者と入国者の隔離期間を2日間に短縮するなど規制緩和に動き出したこと、さらには米10月CPI(消費者物価指数)が予想以上に大きく減速を示したことを受け、米株市場が急騰したことも買い材料となった。

 今週(14−18日)の株式市場は新型コロナ感染再拡大や台湾情勢を巡る米中関係、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では景気対策、人民元相場、石炭や原油などのコモディティー相場も注目される。主な経済指標の発表予定は15日の10月鉱工業生産と10月小売売上高、1−10月都市部固定資産投資、16日の10月住宅価格指数など。

<関連銘柄>
 上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
 H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
 南方A50<1576>
提供:モーニングスター社