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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高や米利上げ調整観測などを受け反発=BRICs市況

2022-11-14 09:16:00.0

 前週(7−11日)のロシア株式市場は、RTS指数(ドル建て)の11日終値が前日比1.06%高の1162.57、前週比では3日終値比5.80%高と、反発した。

 週明け7日は指数が反発。翌8日は小幅続伸した。9日は反落したが、10日は反発。

 週前半は、世界同時株高となったことを好感し、ロシア市場でも買いが優勢となった。ブレント原油先物も1バレル当たり99.5ドルを超えたことが支援材料となった。原油高は中国のゼロコロナ政策の緩和観測が背景。その後は、米中間選挙の結果待ちとなり、積極的な買いが控えられた。原油価格も98ドルで伸び悩んだため、強弱が拮抗する展開となった。

 週後半は、原油価格が94ドルに後退したことや、米中間選挙で共和党有利ながらも民主党の善戦が目立ち、海外市場が軟調となったことを受け、ロシア市場でも売りが優勢となった。その後は、金融大手ズベルバンク(ロシア連邦貯蓄銀行)の決算が大幅増益となり、来年復配すると発表したことが好感され、上げを主導した。また、米10月CPI(消費者物価指数)が予想以上に大きく減速を示したことを受け、FRB(米連邦準備制度理事会)が12月会合で利上げペースをより小幅に調整するとの観測が強まったことも追い風となった。

 週末11日は続伸。米国のインフレ率がようやく減速したことが好感され、世界同時株高となり、ロシア市場でも買いが広がった。原油価格も96ドルに持ち直したことも買い材料となった。ただ、米商務省がロシアに対する「市場経済国」の認定を取り消したため、今後、米国が反ダンピング(不当廉売)課税や相殺関税の税率を引き上げる可能性が強まったとして、輸出に不利となる金属セクターが売られた。

 今週(14−18日)のロシア市場は、引き続き、ロシア・ウクライナ戦争や西側の対ロ制裁などの地政学的リスク、原油・ガス相場、ルーブル相場、主要企業の配当政策などが焦点。このほか、原油価格に影響を与える15日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や16日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な経済発表の予定は16日の7−9月期GDPなど。RTS指数は1100−1200の値動きが予想される。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、
 原油<1690>、野村原油<1699>
提供:モーニングスター社