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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、米利上げ継続や追加制裁を受け3週ぶり反落=BRICs市況

2022-11-07 09:10:00.0

 前週(10月31日−11月3日)のロシア株式市場は、RTS指数(ドル建て)の3日終値が前日比1.3%安の1094.3、前週比では10月28日終値比1.8%安と、3週ぶりに反落した。

 週明け31日は指数が反落。11月相場入りした翌1日は反発した。2日は反落。3日も続落した。

 週前半はFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策決定会合を間近に控える中、4会合連続の0.75ポイントの大幅追加利上げ観測が強まり、ドル高による投資資金の国外流出懸念で売りが強まった。原油価格の下落も相場を下押しした。その後は、欧州とアジアの株式市場が堅調となったことや、ブレント原油先物が1バレル当たり94.8ドルと、急騰したことが好感され、買いが優勢となった。原油高はOPEC(石油輸出国機構)プラスの減産合意がスタートしたことが背景。

 週後半は、米大幅利上げ継続懸念が強まる中で、売りが優勢となった。ただ、原油価格が95ドルを突破したことや、中間決算で大幅増益となった石油大手ルクオイルが配当実施を発表、資源大手ポリメタルも中間決算で大幅増益となり、両銘柄が急騰したため、相場全体の下げは限定的となった。その後は、原油価格が下落したことや、FRBが予想通り、0.75ポイントの大幅追加利上げを発表したことを受け、売りが一段と強まった。また、ロシア経済発展省が7−9月期GDP伸び率が前年比4.4%減と、前期の同4.1%減に続いて、2期連続でマイナス成長となり、22年末時点の成長率見通しも2.9%減と、発表したことや、10月サービス業PMI(購買担当者景気指数)が43.7と、9月の51.1を下回ったことも嫌気された。

 週末4日は「民族統一の日」の祝日で休場だった。

 今週(7−11日)のロシア市場は、引き続き、ロシア・ウクライナ戦争や西側の対ロ制裁などの地政学的リスク、原油・ガス相場、ルーブル相場、主要企業の配当政策などが焦点。このほか、原油価格に影響を与える8日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や9日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な経済発表の予定は9日の10月CPI(消費者物価指数)など。RTS指数は1050−1150の値動きが予想される。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、
 原油<1690>、野村原油<1699>
提供:モーニングスター社