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<新興国eye>トルコ9月製造業PMI、46.9−7カ月連続で「縮小」、完成品在庫も急増
2022-10-07 09:07:00.0
トルコ商工会議所と米金融サービス大手S&Pグローバル(旧IHSマークイット)が3日発表したトルコの9月製造業PMI(購買担当者景気指数、速報値)は46.9と、前月(8月)の47.4から急低下し、20年5月以来2年4カ月ぶりの低水準となった。7カ月連続で業況感の「拡大」と「縮小」の境目を示す「50」を割り込んだ。50未満は縮小を示す。
業況感の悪化は特に欧州での需要低迷とインフレ圧力の高まりが背景。S&Pグローバルのエコノミスト、アンドリュー・ハーカー氏は、「9月は国内外(特に欧州)の需要が厳しいままで、トルコの製造業者に元気を与える根拠はほぼゼロだった。雇用に悪影響を与え、製造業はコロナ禍の第1波以来(2年4カ月ぶりに)従業員数の削減に転じた。完成品在庫がますます大きくなっているため、今後数カ月の生産見通しは暗い」としている。
サブ指数のうち、新規受注指数と生産指数は前月よりも悪化。製造業は9月も生産を縮小し、生産指数は10カ月連続で低下。20年5月以来2年4カ月ぶりの低水準となった。弱い消費需要とインフレ圧力の高まりが生産縮小の背景。新規受注も12カ月連続で低下した。
インプット価格(投入指数で支払価格)とアウトプット価格(生産者物価・産出指数で受取価格)のインフレ率はいずれも伸びが加速。S&Pは、「エネルギー、特に天然ガスと電気の価格上昇と原材料価格の上昇、通貨トルコリラ安により、インプット価格が引き続き急上昇。企業がより高いコストを顧客に転嫁したため、アウトプット価格も同様に急上昇した」としている。
また、完成品在庫が新規受注の弱さによる売れ残りで、5カ月連続で増加。12年2月以来10年7カ月ぶりの大幅な増加となった。
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上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社




