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<新興国eye>前週のブラジル株、米大幅利上げ観測と世界景気後退懸念を受け反落=BRICs市況
2022-09-20 09:25:00.0
前週(12−16日)のブラジル株式市場は16日のボベスパ指数が前日比0.61%安の10万9280.37、週間ベースでは9日終値比2.70%安となり、反落した。月初来で0.22%安、年初来では4.52%高となっている。
週明け12日は指数が3営業日続伸。翌13日は急反落し、15日まで3日続落した。
週前半は、海外株高や、中銀が発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」で、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の6.61%上昇から6.40%上昇に引き下げられた一方で、22年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しが前週予想の2.26%増から2.39%増に引き上げられたことが好感され、買いが優勢となった。その後は、これまでの相場上昇を受け、高値警戒感から利食い売りが強まった。また、米8月CPI(消費者物価指数)が全体指数で前年比8.3%上昇と、前月を下回ったものの、予想を上回ったことを受け、米大幅利上げ継続観測が広がり、リスク投資回避の売りが強まった。
週後半は、引き続き米大幅利上げ観測に加え、国内の7月小売売上高指数が前年比5.2%低下と、低下幅が前月の同0.1%低下や市場予想の同3.5%低下を上回ったことが嫌気され、売りが広がった。その後は、米大幅利上げ継続観測に伴って、世界景気後退懸念が強まり、売りが一段と強まった。また、原油価格の下落で資源セクターが売られた。
週末16日は4日続落。引き続き、米大幅利上げ継続による世界景気後退懸念で海外市場が軟調となったことを受け、ブラジル市場でも売りが優勢となった。
今週(19−23日)の株式市場は、ウクライナ情勢や西側の対ロ追加制裁、台湾情勢巡る米中関係、中国の景気動向、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、国内の政治、FRB(米連邦準備制度理事会)とブラジル中銀の金融政策決定会合(いずれも21日)も注目される。主な経済指標の発表予定はない。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、上場MSエマ<1681>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




