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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、海外株高と原油・ルーブル高、首脳会談受け反発=BRICs市況
2022-09-20 09:25:00.0
前週(12−16日)のロシア株式市場は、RTS指数(ドル建て)の16日終値が前日比1.01%安の1275.03、前週比では9日終値比1.00%高となり、反発した。
週明け12日は指数が上昇。翌13日まで3営業日続伸となった。14日は小反落。15日は反発した。
週前半は、海外株高と原油高を好感し、買いが優勢となった。また、インターネットサービス最大手ヤンデックスとソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)最大手VK(フコンタクテ)が相互に子会社を売却する資産交換で合意したことを受けて急伸。上げを主導。その後は、海外株高と通貨ルーブル高、原油高が支援材料となり、買いが一段と強まった。
週後半は、米8月CPI(消費者物価指数)が全体指数で前年比8.3%上昇と、前月を下回ったものの、予想を上回ったことを受け、米大幅利上げ観測が広がり、海外株安となったことが嫌気された。ただ、ブレント原油先物が1バレル当たり95ドルに回復したため、下値は限られた。その後は、中国の22年原油需要が落ち込む見通しで、原油価格が91ドルに大きく後退。ルーブルも下落し、上値が重くなったが、中ロ主導の地域協力組織「上海協力機構」の会合で、中ロ首脳会談が開かれ、中国がロシアへの協力を約束したことを好感し、買いが優勢となった。
週末16日は反落。原油価格が91ドル近辺で弱含みとなったことに加え、ロシア中銀が0.5ポイントンの追加利下げを決めたが、次回10月会合で利下げを一時停止する可能性を示唆したことが嫌気され、利食い売りが広がった。
今週(19−23日)のロシア市場は、引き続き、ロシア・ウクライナ戦争や西側の対ロ制裁などの地政学的リスク、原油・ガス相場、ルーブル相場などが焦点。このほか、原油価格に影響を与える20日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や21日の米EIA週間石油在庫統計、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策決定会合(21日)も注目される。主な経済発表の予定は21日の8月WPI(卸売物価指数)や22日の8月鉱工業生産など。RTS指数は1230−1350の値動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、
原油<1690>、野村原油<1699>
提供:モーニングスター社




