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新興国ニュース

<新興国eye>前週の上海総合指数、電力供給不足とコロナ感染再拡大で反落=BRICs市況

2022-08-22 09:18:00.0

 前週(15−19日)の中国株式市場は、主要指標である上海総合指数は、19日終値が12日終値比0.57%安の3258.078と反落した。

 週明け15日は続落。7月の鉱工業生産と小売売上高の伸びがそれぞれ前年比6.4%増と同8.5%増と、いずれも市場予想を下回り、前月から伸びが鈍化したことを受け、景気後退懸念が強まり、売りが優勢となった。ただ、中国人民銀行(中銀)が景気支援のため、資金供給ツールの1つである中期流動性ファシリティ(MLF)と7日物リバースレポ金利を引き下げたため、下げは限定的となった。

 16日は小反発し、17日は続伸した。16日は、引き続き景気後退懸念と新型コロナ感染再拡大が嫌気されて伸び悩んだが、不動産セクターが政策支援期待で上昇し、指数を下支えした。17日は、李克強首相が景気支援のため、消費促進と投資拡大の対策を強化すると発言したことや、政府が不動産セクターへの支援策として、国有の金融保証保険会社や中債信用増進投資に対し、一部の民間の不動産開発会社の社債の保証を指示したことが好感され、買いが優勢となった。

 18日は反落し、週末19日は続落した。18日は、新型コロナの新規感染者数が3カ月ぶりの高水準に達したことや、記録的な猛暑による電力供給不足で一部地域で工場の操業が停止したことが嫌気され、売りが広がった。19日は、引き続き新型コロナ感染の再拡大と景気後退懸念で売りが優勢となった。猛暑を受け、政府は今年初めて全土に干ばつ警報を発令。森林火災への対応や長江流域の激しい熱波による作物被害、電力不足による短期的な経済への悪影響への懸念が背景。

 今週(22−26日)の株式市場は引き続き、電力供給不足や新型コロナ感染再拡大、台湾情勢をめぐる米中関係、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では景気対策、人民元相場、石炭や原油などのコモディティー相場、中国人民銀行による景気支援のための追加利下げも注目される。主な経済指標の発表予定はない。

<関連銘柄>
 上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
 H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
 南方A50<1576>
提供:モーニングスター社