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<新興国eye>トルコ7月製造業PMIは46.9−5カ月連続「縮小」
2022-08-03 10:22:00.0
トルコ商工会議所と米金融サービス大手S&Pグローバル(旧IHSマークイット)が1日発表したトルコの7月製造業PMI(購買担当者景気指数)・速報値は46.9と、6月の48.1を下回り、20年5月以来2年2カ月ぶりの低水準となった。5カ月連続で業況感の「拡大」と「縮小」の境目を示す「50」を割り込んだ。50未満は縮小を示す。
S&Pグローバルのエコノミスト、アンドリュー・ハーカー氏は、「市場の先行きの不確実性や需要低迷、インフレ圧力により、トルコの製造業者にとって厳しい時期を迎えている。ただ、輸出向け新規受注と雇用だけが比較的明るい材料となった。また、インフレの逆風がピークに達したことを示す兆候があり、インプット価格(投入指数で支払価格)とアウトプット価格(生産者物価・産出指数で受取価格)の両方が約1年半ぶりの低い伸びとなった。インフレ圧力の低下は、企業が今後数カ月で顧客を取り戻す可能性があることを意味する」としている。
サブ指数のうち、新規受注指数と生産指数は6月よりも悪化した。企業は7月も生産を縮小し、生産指数は8カ月連続で低下。20年5月以来2年2カ月ぶりの低水準となった。弱い消費需要と市場の先行きの不確実性が生産縮小の背景。新規受注は10カ月連続で低下した。S&Pは、「生産も新規受注もコロナ禍以来の大幅な落ち込みとなった」としている。
雇用指数は26カ月連続で上昇。企業は生産能力を高める準備として、雇用を増やしている。ただ、新規雇用率はわずかな上昇にとどまり、26カ月連続の雇用増の中で最も低い伸びとなった。
インプット価格とアウトプット価格のインフレ率はいずれも伸びが鈍化。S&Pは、「インフレ圧力の緩和の兆しも見られた。トルコリラ安により、インプット価格は引き続き急上昇したが、21年2月以来1年5カ月ぶりの低い伸び。アウトプット価格のインフレ率は4カ月連続で減速し、約1年半ぶりの低い伸びとなった」としている。
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