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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、原油高や米利上げペースの緩和期待で続伸=BRICs市況

2022-08-01 11:47:00.0

 前週(7月25−29日)のブラジル株式市場は29日のボベスパ指数が前日比0.55%高の10万3164.69、週間ベースでは22日終値比4.29%高となり、続伸した。

 週明け25日の指数は大きく反発して始まった。ブラジル中銀の経済週報「フォーカス・ブルティン」で、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しが前週予想の7.54%上昇から7.3%上昇に引き下げられたことが好感された。また、原油高で国営石油大手ペトロブラスと鉱山大手ヴァーレが買われたことも指数の押し上げにつながった。

 26日は反落。ロシア産ガスの供給削減懸念で欧州市場が下落し、米国でも株安となり、ブラジル市場でも売りが広がった。

 27日は急反発し、週末29日まで3連騰した。

 27日は、FOMC(米連邦公開市場委員会)で米利上げ幅が予想通りとなり、今後、利上げペースが緩み、いわゆるソフトランディング(緩やかな調整)になるとの憶測が広がり、買い優勢となった。

 28日は、米株高と米長期金利低下を好感し、買いが一段と強まった。米4−6月期GDP伸び率が2期連続でマイナス成長となり、自動的にリセッション(景気後退)とみなされたものの、米市場が反応薄で堅調となったことが背景。また、国内では7月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGP−MIインフレ指数が前年比10.08%上昇と、市場予想の同10.16%上昇を下回り、追加利上げ懸念が後退したことも支援材料となった。

 29日は、6月失業率が5月の9.8%から9.3%と、15年以来7年ぶりの低水準となったことを好感。ペトロブラスが四半期決算で大幅増益となり、配当実施を発表し急伸したことも指数の上げを主導した。

 今週(1−5日)の株式市場は、ウクライナ情勢や西側諸国の対ロ追加制裁、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、国内の政治動向、財政規律問題、さらにはブラジル中銀の金融政策決定会合(3日)も注目される。主な経済指標の発表予定は1日の7月貿易収支と5月財政収支、3日の6月鉱工業生産と7月総合PMI(購買担当者景気指数)、5日の7月自動車生産・販売台数など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、上場MSエマ<1681>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社