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<新興国eye>前週のブラジル株、米株高や原油高、GDP見通しを好感し反発=BRICs市況
2022-07-25 11:45:00.0
前週(18−22日)のブラジル株式市場は22日のボベスパ指数が前日比0.11%安の9万8924.82、週間ベースでは15日終値比22.46%高となり、反発した。
週明け18日の指数は買い優勢で始まり、21日まで5連騰した。
18日は、中銀が発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」で、22年のインフレ見通しが7.54%上昇と、3週連続で引き下げられた一方で、22年実質GDP(国内総生産)見通しも1.75%増と、3週連続で引き上げられたことが好感された。
19日は、海外株高を受け、ブラジル市場でも買いが強まった。また、原油価格の上昇により、国営石油大手ペトロブラスが急伸したほか、航空機大手エンブラエルも英国の航空ショーで、旅客機28機の受注に成功し、「空飛ぶクルマ」と呼ばれる自動運転の電動垂直離着機(eVTOL)150機の共同生産でも英航空防衛最大手BAEシステムズと合意したことを受けて急伸し、指数の上げを主導した。
20日は、米株高を好感し、買いが優勢となった。ただ、ボルソナロ大統領が大統領選を数カ月後に控える中で、電子投票機や投票制度を批判したため、政治危機感が強まり、指数の上値を抑えた。
21日は、ECB(欧州中央銀行)が11年ぶりに利上げを実施し、マイナス金利が解消したことを受け、欧州市場が上昇。ブラジル市場でも買いが優勢となった。
週末22日は反落。米株市場が軟調となり、ブラジル株には利益確定売りが広がった。
今週(25−29日)の株式市場は、ウクライナ情勢や西側諸国の対ロ追加制裁、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、国内の政治動向、財政規律問題も注目される。主な経済指標の発表予定は25日の7月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)消費者信頼感指数と3月経常収支、26日の7月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)、28日の7月IGP−MIインフレ指数と6月PPI(生産者物価指数)、29日の5月財政収支など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、上場MSエマ<1681>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




