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<新興国eye>前週のRTS指数、原油安や主要企業の配当中止を嫌気し続落=BRICs市況
2022-07-11 09:56:00.0
前週(4−8日)のロシア株式市場は、RTS指数(ドル建て)の8日終値が前日比1.09%高の1144.79、前週比では1日終値比10.3%安と、続落した。
週明け4日は4営業日続落し、6日まで6営業日続落した。
4日は、ルーブル相場の下落に加え、国営天然ガス大手ガスプロムが急落し、下げを主導した。同社は期末配当の中止発表以降、売りが続いている。ロシア最大の格安住宅メーカーのPIKグループと海運大手ソブコムフロットも期末配当の中止発表後に売られ、相場を押し下げた。5日は、ルーブル安が一段と進んだことや、ブレント原油先物が1バレル当たり103ドル近辺に下落したことが嫌気され、売りが強まった。
6日は、原油価格が100ドルを割り込んだことを受け、売りが広がった。アルミ地金生産で世界最大手UCルスアルや航空大手アエロフロートがルーブル安を受けて急落。下げを主導した。ルーブル安は通貨当局がルーブル相場の正常化に動き出し、これまで高水準に維持されてきたルーブル相場の調整(低下)が進むとの思惑が背景。中国でコロナ感染が再拡大し、11都市が移動制限となったことも嫌気された。
7日は反発し、週末8日は続伸した。7日は、原油価格が106ドルに回復したことや、ルーブル高が好感され、買いが優勢となった。8日は多くの企業が減配を発表し、値固めの動きが強まる中で、ルーブル高となり、買いが優勢となった。
今週(11−15日)のロシア市場は、引き続きロシアによるウクライナへの軍事侵攻や西側諸国の対ロ制裁による地政学的リスク、原油・ガス相場などが焦点となる。このほか、原油価格に影響を与える12日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や13日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な経済発表の予定は12日の2月貿易収支など。指数は1050−1200の値動きが予想される。
<関連銘柄>
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>
提供:モーニングスター社




