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新興国ニュース

<新興国eye>ポーランド中銀、政策金利を0.50ポイント引き上げ―利上げ継続と為替介入を示唆

2022-07-08 09:44:00.0

 ポーランド中銀は7日の金融政策委員会で、主要政策金利の7日物レファレンス金利を0.50ポイント引き上げ、6.50%とすることを決めた。市場予想は0.75ポイントの引き上げだった。

 ロンバート金利、再割引金利、公定歩合、預金金利も、それぞれ7.00%、6.55%、6.60%、6.00%へ、同率引き上げた。

 中銀は足元のインフレ加速を受け、21年10月会合で9年5カ月ぶりに利上げに転じた。利上げは10会合連続で、これまでの利上げ幅は6.40ポイントとなる。

 中銀が追加利上げを決めた背景には、ポーランドの6月のインフレ率が前年比15.6%上昇(5月13.9%上昇、4月12.3%上昇、3月10.9%上昇)と、月を追うごとに加速。97年以来約25年ぶりの高い伸びとなっていることがある。

 中銀は会合後に発表した声明文で、前回6月会合時と同様、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻がインフレ高進を招いていると指摘。今後数四半期はインフレが加速する可能性があるとの見方を示し、「中期的にインフレ率を物価目標にまで引き下げるため、再び利上げを決めた」としている。

 中銀は最新の7月四半期インフレ報告書も公表。インフレ見通しについては、22年に13.2−15.4%上昇(前回3月予測時点では9.3−12.2%上昇)、23年に9.8−15.1%上昇(同7−11%上昇)と、いずれも前回予想を引き上げた。24年は2.2−6%上昇(同2.8−5.7%上昇)と、前回予想を引き下げている。

 他方、GDP(国内総生産)伸び率見通しは、22年で3.9−5.5%増(同3.4−5.3%増)と、前回予想を引き上げた。23年は0.2−2.3%増(同1.9−4.1%増)、24年は1−3.5%増(同1.4−4%増)と、いずれも前回予想を引き下げた。

 今後の金融政策の見通しについては、「マクロ経済と金融の安定を確保するために必要なすべての措置を講じる。これには、とりわけ、インフレが上昇し続けるリスクを軽減することが含まれる」とし、追加利上げの可能性を示唆した。

 また、中銀は、インフレリスク要因の通貨ズウォティ相場を安定させるため、「金融政策の方向と矛盾するズウォティの相場変動を抑えるため、市場介入する可能性がある」としている。

 次回の会合は8月23日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 上場EM債<1566>、上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社