youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>ルーマニア中銀、政策金利を1.00ポイント引き上げ―市場予想上回る

2022-07-07 09:47:00.0

 ルーマニア国立銀行(中銀)は6日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を1.00ポイント引き上げ、4.75%とすることを決めた。利上げ幅は市場予想の0.75ポイントを上回った。

 市中銀行に資金供給するためのロンバート型貸出金利も5.75%に、下限にあたる資金吸収のための預金金利も3.75%に、いずれも同率引き上げた。一方、自国通貨建ての預金準備率は8.00%、外国通貨建ての預金準備率は5.00%と、それぞれ据え置いた。

 中銀は最近の急速なインフレ上昇を受け、21年10月会合で18年5月以来3年5カ月ぶりに利上げを再開。今回でこれで7会合連続の利上げとなり、利上げ幅は計3.50ポイントとなった。

 中銀は会合後に発表した声明文で、前回会合時と同様、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻と西側諸国を中心とした対ロ経済制裁がインフレの先行きに対する不確実性とインフレリスクを悪化させている点を挙げ、各国中銀の利上げ加速と足並みを揃えるため、追加利上げを決めたとした。また、今後のインフレ率も加速するとみており、警戒を強めている。

 今後の金融政策の見通しについては、景気支援とインフレ抑制の両立を目指す考えを改めて強調。その上で、前回会合時と同様、「中期的な物価安定の達成に必要なあらゆる手段を講じる用意がある」としている。

 市場では、ルーマニアのインフレ率が急速に減速することはないとみており、ルーマニアの政策金利が周辺諸国に比べるとまだ低いことから、今後も利上げを実施する可能性が高いと見ている。

 次回の金融政策決定会合は8月5日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社