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<新興国eye>前週のインド株、予想外の大幅利上げを嫌気し4週ぶり反落=BRICs市況
2022-06-13 10:58:00.0
前週(6−10日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の10日終値は前日比1.84%安の5万4303.44、週間ベースでは3日終値比2.63%安となり、4週ぶりに反落した。
週明け6日の指数は売り優勢で始まり、8日まで4営業日続落した。
6日は、インド準備銀行(RBI)の金融政策決定会合(8日)を間近に控え、利上げ観測が広がり、売り優勢。米国の利上げ継続により、インド市場から投資資金が流出するとの懸念も地合いを悪化させた。
7日も引き続き、RBIの金融政策決定待ちとなる中、利上げ観測が相場を押し下げた。また、インドルピー安の進行で外国人投資家が売り越しとなったことも嫌気された。
8日、RBIが0.50ポイントの大幅利上げを決め、市場予想(0.40ポイント)を上回ったことや、世銀の最新リポートで、インドの22年度成長率見通しが従来予想の8.0%増から7.5%増に下方修正されたことが嫌気された。個別では、複合企業大手リライアンス・インダストリーズが急落し、指数の下げを主導した。
9日は反発。これまでの相場下落を受け、買い戻しが入った。
週末10日は急反落。米5月CPI(消費者物価指数)の発表を前に、インフレ加速による米利上げ継続観測が強まったことや、中国・上海が新型コロナの大規模集団検査を実施するため、一部地域を一時的にロックダウン(都市封鎖)することを決めたことが売り材料となった。また、外国人投資家はルピー安を嫌気し、リライアンス・インダストリーズを中心に約400億ルピー相当の大量の売りを浴びせたため、指数は1日で1000ポイント超急落した。
今週(13−17日)のインド市場はロシアによるウクライナへの軍事侵攻と西側の対ロ制裁、原油価格の動向、世界経済、特に米・中・欧の景気動向や金融政策、米中関係、インド国内の景気動向、主要企業ニュース、14−15日のFOMC(米連邦公開市場委員会)が注目される。主な経済指標の発表予定は13日の5月CPI(消費者物価指数)や14日の5月WPI(卸売物価指数)など。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>
提供:モーニングスター社




