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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、ペトロブラスと政権の対立を嫌気し4週ぶり反落=BRICs市況

2022-06-06 11:14:00.0

 前週(5月30日−6月3日)のブラジル株式市場は3日のボベスパ指数が前日比1.15%安の11万1102.32、週間ベースでは5月27日終値比0.75%安となり、4週ぶりに反落した。

 週明け5月30日の指数は反落して始まった。週前半は、国営石油大手ペトロブラスが急落し、下げを主導した。ペトロブラスの燃料油の価格引き上げに反対するボルソナロ大統領による政治干渉や、下期に予想されるディーゼル燃料不足への政府対策の遅れが嫌気された。

 31日は反発し、6月2日まで3営業日続伸した。

 31日は、4月全国失業率が市場予想を下回ったことや、鉱山エネルギー省が経済省に対し、ペトロブラスも民営化リストに加えるよう要請したことが買い材料になった。

 1日は、5月製造業PMI(購買担当者景気指数)が4月実績を上回ったことが支援材料となった。

 2日、米株市場が上昇し、米債市場の長期金利も落ち着いたほか、1−3月期GDP(国内総生産)が前期を上回ったことなどを受け、買い優勢となった。

 週末3日は反落。4月鉱工業生産が原材料の高騰や供給不足の影響を受けてさえない結果となったことが嫌気された。また、米5月雇用統計は非農業部門雇用者数が堅調となったことを受け、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げサイクルが一時停止せず、継続するとの観測が広がったことも相場のムードを冷やした。

 今週(6−10日)の株式市場は、ウクライナ情勢や西側諸国の対ロ追加制裁、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、国内の政治動向、財政規律問題が注目される。主な経済指標の発表予定は8日の10月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGP―DIインフレ指数(全国卸売物価指数)、9日の5月IPCA(拡大消費者物価指数)、10日の4月小売売上高など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、上場MSエマ<1681>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社