新興国ニュース
<新興国eye>前週のロシアRTS指数、ルーブル高・原油高受け大幅反発=BRICs市況
2022-06-06 10:21:00.0
前週(5月30日−6月3日)のロシア株式市場は、RTS指数(ドル建て)の3日終値が前日比0.29%高の1199.55、前週比では5月27日終値比5.79%高となり、大幅反発した。
週明け5月30日の指数は急反発した。ルーブル高に加え、コロナ禍の中国の上海と首都・北京でロックダウン(都市封鎖)の解除が決まったことを受け、ブレント原油先物が1バレル=117.7ドルと3月下旬以来の高値水準を付けたことが好感された。
31日は反落。EU(欧州連合)がロシア産原油の3分の2の輸入禁止とロシア連邦貯蓄銀行(ズベルバンク)のSWIFT(国際銀行間通信協会)からの排除など新たな対ロ制裁措置を決めたことが嫌気された。
6月1日は反発。EUのロシア産原油の部分的禁輸とロシアのOPEC(石油輸出国機構)プラスからの離脱懸念が高まり、原油先物価格が118.5ドルを突破したことが手掛かり材料となり、買い戻しが広がった。
2日は反落。EUの対ロ制裁が見直され、ズベルバンクは15%超急落、指数の押し下げにつながった。
週末3日は小反発。原油先物価格が120ドルを試す展開となり、買い戻しが優勢となった。米週間石油在庫統計で原油在庫の減少が原油相場を押し上げた。ただ、ズベルバンクと、米国とEUの制裁対象となったインターネットサービス最大手ヤンデックスが急落したため、指数の上値は抑えられた。
今週(6−10日)のロシア市場は、引き続きロシアによるウクライナへの軍事侵攻と西側諸国の対ロ制裁、原油・ガス相場などが焦点となる。このほか、原油価格に影響を与える7日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や8日の米EIA週間石油在庫統計、ロシア中銀の金融政策決定会合(10日)、ラブロフ外相のトルコ訪問(ウクライナ協議)も注目される。主な経済発表の予定は8日の5月CPI(消費者物価指数)など。指数は1100−1250の値動きが予想される。
<関連銘柄>
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>
提供:モーニングスター社




