新興国ニュース
<新興国eye>前週のインド株、電力不足問題や米中景気悪化への懸念で5週続落=BRICs市況
2022-05-16 09:55:00.0
前週(9−13日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の13日終値は前日比0.26%安の5万2793.62、週間ベースでは6日終値比3.72%安となり、5週続落した。
週明け9日の指数は売り優勢で始まり、週末13日まで6営業日続落した。
9日は、国内の電力不足問題が改めて浮上したことや、中国・上海のロックダウン(都市封鎖)長期化による世界景気後退懸念やFRB(米連邦準備制度理事会)の追加大幅利上げ観測が強まり、海外市場が下落したことが嫌気された。個別では、複合企業大手リライアンス・インダストリーズや鉄鋼大手タタ・スチール、ITサービス大手テック・マヒンドラなどが指数の下げを主導した。
10日は、米国と中国の景気悪化懸念で欧米市場やアジア市場が軟調となり、インド市場でも売り優勢となった。
11日は、国内の電力不足の改善が進まないことなどを嫌気し、電力大手NTPCや営送電大手パワー・グリッドが売られたほか、マルチ・スズキ・インド、ソフトウエア輸出大手インフォシスも値を下げ、指数を下押しした。
12日は、インフレ加速による政策金利の引き上げ懸念が相場の重しとなった。
13日は、前日引け後に発表されたインド4月CPIが前年比7.79%上昇と、市場予想(7.50%上昇)を上回り、8年ぶりの高い伸びが示されると、高インフレが企業業績を悪化させ国内の経済成長を鈍化させるとの懸念が広がった。
今週(17−20日)のインド市場はウクライナ戦争と西側の対ロ制裁、原油価格の動向、世界経済、特に米・中・欧の景気動向や金融政策、米中関係、インド国内の景気動向、主要企業ニュースが注目される。主な経済指標の発表予定は17日の4月WPI(卸売物価指数)など。16日は「釈迦生誕日」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>
提供:モーニングスター社




