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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、大幅な追加利上げを嫌気し5週続落=BRICs市況

2022-05-09 12:03:00.0

 前週(2−6日)のブラジル株式市場は6日のボベスパ指数が前日比0.16%安の10万5134.73、週間ベースでは4月29日終値比2.54%安となり、5週続落した。

 週明け2日の指数は売り優勢で始まり、3日も値を下げ、3営業日続落。

 2日は、中国のロックダウン(都市封鎖)長期化による景気悪化懸念やインフレ上昇懸念で売り優勢。国営石油大手ペトロブラスと鉱山大手ヴァーレが急落し、指数の下げを主導した。

 3日は、ブラジルと米国の金融政策決定会合を翌日に控え、利上げ観測が強まる中、積極的な買いが控えられた。

 4日は反発。FRB(米連邦準備制度理事会)が市場予想通り0.50ポイントの利上げを決めたものの、パウエルFRB議長が0.75ポイントの追加利上げに否定的な考えを示したため、買い安心感が広がった。

 5日は大幅反落し、週末6日も値を下げ、続落した。

 5日は、前日引け後にブラジル中銀がFRBに追随する格好で、1.00ポイントの追加利上げを決めたことを受け、世界的な金利高による景気後退懸念が強まった。

 6日は、米4月雇用統計が堅調となったことを受け、インフレ圧力が高まり、FRBは積極的に追加利上げを行うとの見方や、一段の金利高による米景気の悪化懸念が強まったことや、ブラジルなど新興国からの投資資金の流出が強まるとの懸念が改めて意識された。

 今週(9−13日)の株式市場は、ウクライナ情勢や西側諸国の対ロ追加制裁、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、国内の政治動向、財政規律問題が注目される。主な経済指標の発表予定は10日の3月小売売上高と4月自動車生産・販売、11日の4月IPCA(拡大消費者物価指数)、12日の3月サービス業成長率など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、上場MSエマ<1681>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社