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新興国ニュース

<新興国eye>前週の上海総合指数、北京のロックダウン懸念で3週続落=BRICs市況

2022-05-02 10:07:00.0

 前週(4月25−29日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の29日終値が22日終値比1.29%安の3047.063で3週続落した。

 週明け4月25日の指数は急反落して始まり、26日も値を下げ続落。

 25日は、北京で新型コロナ感染が拡大し、ロックダウン(都市封鎖)懸念でパニック売りが広がった。特に銀行セクターは、預金金利の低下で業績が悪化するとの懸念や、習近平国家主席が銀行セクターの汚職取り締まりを加速したことが嫌気され、急落。指数の下げを主導した。

 26日は、北京市内のコロナ検査対象地域がほぼ全市に拡大し、ロックダウン懸念が一段と強まったが、中国人民銀行(中銀)がコロナ感染拡大で影響を受けた中小企業向け融資を拡大すると発表し、下げ渋った。

 27日は反発し、週末29日まで3営業日続伸したが、週初の大幅安を埋めるには至らなかった。

 27日は、政府がコロナ感染規制を一部緩和し、ゼロコロナ政策を修正するとの見方や、減税や融資拡大などの景気支援策を打ち出すとの期待感から買いが優勢となった。3月工業部門利益の伸びが加速したことも支援材料となった。

 28日は、中国全土でのコロナ感染者数が5日連続で減少したことや、李克強首相が雇用の安定とコロナ規制の悪影響を受けているサプライチェーンの回復(港湾や空港での輸送再開)を目指すと発言したことが好感された。

 29日は、中国共産党の中央政治局が景気支援政策を強化する方針を決めたことを受け、買い優勢となった。

 今週(5月5−6日)の株式市場は引き続き、ウクライナ情勢と西側の対ロ制裁や米中関係、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では新型コロナ感染拡大や景気対策、人民元相場、石炭や原油などのコモディティ相場が注目される。主な経済指標の発表予定は5日の4月財新サービス業PMI(購買担当者景気指数)など。2−4日は「レーバーデー」の祝日で休場となる。

<関連銘柄>
 上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
 H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
 南方A50<1576>
提供:モーニングスター社